ダ・ヴィンチ6月号


ダ・ヴィンチ 2012年 06月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2012年 06月号 [雑誌]
(2012/05/07)
不明

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 IDとパスワードを失念するほど更新していなかったブログでございますが、少し見ないうちに入力画面もコロッと変わっておりました。いやあ、さすがIT。日進月歩です。

 久しぶりの更新は、ダ・ヴィンチ6月号のお知らせ。
 今回は「男と、本」特集です。
 
 本を読む男性ってかっこいいよね! ということで、各界の読書漢が紙面に登場しております。
 
 私がお話を聞いたのは、お笑い芸人で吉本新喜劇団長の小藪千豊さんと気鋭の哲学者・萱野稔人さん。
 小籔さんには普段の読書スタイルを、萱野さんには「なぜ人は本を読むのか」という根本的なところをお聞きしました。

 小籔さんが朴訥とした風貌からは想像できない鋭い舌鋒の持ち主であることを知っている方は少なくないはず。今回も「男が本を読む意味」について熱く語ってくださいました。
 純文学系しか読まないという小藪さんですが、それにはとある理由が。なかなか野心家(?)な一面が垣間見れますよ。

 萱野さんは、情報が溢れかえる現代社会において、私たちはどのような「考えるための基礎能力」を持つべきかを教えてくれています。
 スピノザやフーコー、エリアスにこんな効能があったなんて! 驚くこと請け合いです。
 取材中、一番印象に残ったのは「アウトローの世界でも、頭が悪ければ鉄砲玉で終わる」という言葉。
 そうそう、そうなんですよ。時代の通行人で終わるか、ちょっとでも表舞台に立つことができるかはまさに自分の知性如何にかかっているんですよね。
 
 また、書籍紹介のコーナーでは、「男にしびれる本」10冊を紹介しました。
 かっこいい男、各種取り揃えましたので、小説で漢成分を補給したいという方は、ぜひ。 
 
 

「もう、しませんから。」13巻 西本英雄

 昨年4/21の日記で触れた通り、週刊少年マガジンで連載中の人気漫画『もう、しませんから。』の第306回「“霊媒先生”と百物語」に怪談通ライターとして登場したのですが、このたびその回が収録された単行本が発売になりました。

もう、しませんから。(13) (講談社コミックス)もう、しませんから。(13) (講談社コミックス)
(2012/01/17)
西本 英雄

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 百物語会をやったのは震災のすぐ後でした。まだ交通機関も不安でしたし、百物語の最中も軽く揺れたりしました。それでも決行するあたりに、週刊漫画の世界の厳しさをちょっとだけ垣間見た思いがしたものでした。
 厳しい〆切の中、体験取材→漫画化を毎週ずーっとやっていらっしゃるのですから、西本さんはすごいです。

 もう一つ思い出になったのは、マガジンに載った時に従妹がTwitterで「『もうしま』に出てきてびっくりした~!」というDMを送ってきたこと。今までどんな媒体に載っても反応なかった子なのに(笑)。人気漫画の読者層の広さに感心したと共に、二十代半ばで少年誌読んでる従妹にもびっくりしました(笑)。でも、結構多いそうです、それぐらいの年齢の読者。

 それにしても13巻に百物語体験。ぴったりじゃないですか。そのあたりもさすがに気が利いているなあ、と(はたして意図されたことなのかどうかは知りませんが)。

 

「龍」2012

 すっかりご紹介するのが遅くなってしまったのですが、只今浅草橋にあるギャラリー「MAKII MASARU FINE ARTS」で「マキイスタッフセレクションVol.5 『龍』2012」という展覧会が開催されています。
 
 辰年を迎え、13名の現代芸術家が集まり、龍をモチーフにした造形を発表しています。
 そのうちのお一人が北葛飾狸狐こと高橋理加さん。北葛飾狸狐名義では妖怪アートを作っておられますが、本来のお名前ではもっと幅広い現代アートに取り組んでおられます。
 
 その一部は、こちらでご覧になれますよ。

http://homepage.mac.com/mfukuda2/aiga242/aiga242.html

 どんな龍を作ったのか、早く観に行かなくては!
 スケジュールは以下の通り。ご興味のある方はお運びください。

2012年1月13日(金)~24日(火) 会期中無休
11:00~19:00 (最終日 17:00)


『ほんとうの琉球の歴史』渡久地十美子

ほんとうの琉球の歴史  神人が聞いた真実の声ほんとうの琉球の歴史 神人が聞いた真実の声
(2011/10/31)
渡久地 十美子

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 沖縄が、江戸時代までは「琉球」という国だったことは知っている方も多いかと思います。
 国として統一されたのは15世紀頃で、それまでは古代日本のように地域ごとに王が立ち、群雄割拠の様相を呈していました。
 国が安定するのは、15世紀後半、第二尚氏の初代王・尚円王が第一尚氏の王朝をクーデターで奪ってからのことです。そして、17世紀になって正史『中山世鑑』が編まれるのですが、源為朝が沖縄に渡って舜天王という中山王国(沖縄の中央部を治めた王国)の王になった明記されているなど、歴史としてはいささか?が多い内容になっています。
 正史がなぜ少し調べれば偽史とわかる内容を採用したかについては、当時の琉球国がおかれていた複雑な外交状況に理由がありました。当時、琉球国は中国との冊封体制下での独立国ではあったのですが、同時に薩摩藩の実効支配を受けていました。そのため『中山世鑑』は日琉同祖論を取り入れたのだろうと見られています。

 では、本当の琉球の歴史はどうだったのか。
 著者の渡久地十美子さんは、神人として、過去の英霊から聞いた話や、自身が丹念にフィールドワークした事実をもとに、琉球国の成り立ちを明らかにされました。それが本書です。私は、この本の構成などをお手伝いしています。
 
 本の製作にあたっては、私も沖縄に行き、本書に出てくる遺跡などに実際に足を運びました。沖縄の遺跡というとグスクと呼ばれる城址や玉陵などが有名ですが、まだまだ知られていない、しかもどう考えても歴史的に重要と思われる遺跡が、未整備のままになっているのを目の当たりにしました。
 これまで、沖縄の歴史研究は近代が中心だったため、古代や中世はまだまだわかっていないことも多い上、薩摩藩による文物の流出や沖縄戦での破壊などで、多くの資料が失われたという現状があります。
 本書は、そうした現状を嘆き、沖縄人の手で沖縄の本当の歴史を見なおそうとす意欲的な一冊です。なかには、不思議な話も出てきますが、すべてのエピソードには証しとなる遺跡の存在が明記されているのもおもしろい点だと思います。

 歴史に興味がある方、沖縄が好きな方におすすめです。

幻妖ブックブログ座談会企画

 前年末、幻妖ブックブログ恒例の年末座談会にお招きいただき、ふるさと怪談トークライブのことなどをお話してきました。
 その様子が幻妖ブックブログで公開されました。

幻妖ブックブログ座談会企画「2011年のおすすめBOOKS」
http://blog.bk1.jp/genyo/archives/2012/01/post_2080.php

 昨年は思わぬ展開だらけだったなあとしみじみ思います。
 今年は今年でどうなるのやら。

 ですが、近年生まれつつあった怪談の流れは、より確かなものになりそうな予感はひしひしと感じております。今回公開されている部分は前半のみですが、後半は『幽16号』の購入者特典として配信されるとのこと。ぜひ、そちらも読んでみてください。

 東雅夫さん、bk1辻さん、タカザワケンジさん、そして平金魚さん、本当にありがとうございました。

幽 2012年 02月号 [雑誌]幽 2012年 02月号 [雑誌]
(2011/12/16)
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