2008-11

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講談社Moura 『ゼロ年代の想像力』が目指したもの

 講談社Mouraで、再び仕事をさせていただきました。
 今回は、新進気鋭の評論家・宇野常寛さんへのインタビュー記事です。

<新進気鋭の評論家 宇野常寛氏の処女評論集である『ゼロ年代の想像力』(早川書房刊)が上梓されて3ヵ月。サブカルチャー批評の書としては異例の売れ行きを見せ、各新聞や雑誌の書評欄でも次々と取り上げられるなど、今もっとも注目される1冊となった。00年代も終盤に差し掛かった現在、時代は進み続けているにもかかわらず、批評の世界がそれに対応しきれていないことへの危機感が執筆動機になったという本書。その内容と、その先に見据える次のステージについて、著者本人に伺った。>(サイト紹介文より)

00年代の言論界に現れた新星・宇野常寛インタビュー
『ゼロ年代の想像力』が目指したもの


http://mopix.moura.jp/?p=1153

 『ゼロ年代の想像力』という処女評論集をお出しになったことを受けての企画で、実際にインタビューが行われたのは結構前ですが、お話を聞いていて大変刺激を受けたのを覚えています。特に、現代社会の実相の切り取り方にはおもしろさを感じました。
 ぜひ一度アクセスしてみてください。

ゼロ年代の想像力ゼロ年代の想像力
(2008/07/24)
宇野常寛

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「超短編の世界」 イベントがあります。

 てのひら怪談などでご一緒している添田健一さんから、以下のような告知がありました。今回のイベントは超短編系のイベントなので、私は直接は関係ないので、詳細などは西荻ブックマークにお問い合わせ願いますが、興味のある方はふるってご参加ください。なお、「まだ席には余裕がありますが、あまり直前ですと、席がふさがっていることもありえます。来られるご予定の方は、なるべくお早めにご予約をお願いします。」 とのことです。西荻ブックマークは、ボランティアの手によって開催される、手作り感たっぷりのあたたかいイベントです。だから、一人参加や初めての参加でも安心(私は初めての時一人で参加しましたが、なぜか打ち上げにまでお邪魔しました)。手遅れにならないうちに、コンタクトを取ってみることをお勧めしますよ。

■第28回西荻ブックマーク  イベント名 「超短編の世界」

 場所 東京都杉並区西荻南 こけし屋別館2階
   [地図]  http://www.kokeshiya.com/
 定員 100人
 金額 1,500円 (当日受付にてお支払いです。)
 日時 2008年12月14日(日)

    17:00-19:00(2部構成休憩15分ほどはさむ)
    開場は16:30から

 第1部 歌人の佐藤弓生さんをお招きして、超短編とのトークショー(45分)
     進行;松本楽志さん
        タカスギシンタロさん
 第2部 超短編作家ほかによる朗読会(60分)
     【朗読】迫水由季さん(cafe凛堂)

     公募しました山下昇平氏作製のオブジェ超短編作品受賞作の発表と朗読。

     超短編朗読作家 (順不同、敬称略)
      やまなかしほ
      マンジュ(圓眞美)
      五十嵐彪太
      松本楽志
      タカスギシンタロ(ベース:シライシケン)
      佐藤弓生
      赤井都

 主催:西荻ブックマーク
     http://s1.shard.jp/nishiogi/nbm2.htm
     (担当)添田、小野塚

【予約方法】下記のメールフォーマットに必要事項を記入して、予約してください。第28回のイベントです。
http://cinamon.candybox.to/k-toro/postmail/postmail.php

★その際、「ご意見・野望」欄に「てのひら作家の○○です」「ハンドルネーム○○です。よろしく」などと書いてくれるとうれしいし、助かります。

 イベント終了後は打ち上げになると思います。そちらもぜひ参加してください。

ダ・ヴィンチ12月号

ダ・ヴィンチ 2008年 12月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2008年 12月号 [雑誌]
(2008/11/06)
不明

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 今月号の第一特集は「泣けるいい話」です。
 以前、ちょっとご紹介したのですが、今回「泣けるいい話」で紹介された作品の数々は、私を含めたダ・ヴィンチの寄稿者や文藝評論家の方が推薦したものを編集部で絞り込んだ、という方法で選ばれたものです。私が推したものからは、本では東直子さんの『とりつくしま』、竹西寛子さんの『蘭』、作品では小池真理子さんの「再会」(『午後のロマネスク』所収)が選ばれていました。
 誌面に載らなかったものは、本が川上弘美さんの『おめでとう』、作品が金子みずはさんの「焼き蛤」(『てのひら怪談2』所収)と小泉八雲の「うばざくら」(『怪談』所収)でした。書籍に女流作家によるほろ苦さのある短編集を、掌編にど真ん中ストレートに泣ける怪談を選んでみたのですが、いかがでしょうか? 誌面に載っていた他のものもよい作品/本ばかりでしたので、編集部も選択に苦労しただろうなと思います。
 また、書き下ろし掌編には我らがてのひらの肝っ玉姐さんこと勝山海百合さんと、賞金王に俺はなった! 真藤“ジュキア”順丈さんなど、注目の新進作家さんの作品や、井上伯爵や江坂遊さんなどショートショートの達人の作品の読めます。力の入った特集ですので、ぜひご覧下さい。

 また、今回はこの他に、四つの記事を書かせていただきました。

 まずは、有栖川有栖さんがご登場の「作家が語る、都市のこと 街のこと」。
 URプレゼンツの特別記事です。ミステリ作家の有栖川有栖さんに、都市とはどういうものなのか、についてお話いただいております。この記事の取材には有栖川さんのお宅にお邪魔したのですが、ほんと素敵なお家でした。猫の置物がたくさんあって、特にでっかいバステトがかっこよくて(笑)。
 また、URのホームページでは、11月中旬(ってそろそろだと思うのですが)から、有栖川さん書き下ろしの都市をテーマにした作品を読むことができます。私は関係者特権で一足早く拝読しましたが( ̄^ ̄)ノ、とてもハートフルな作品でした。あれがただで読めるんだから、読まなきゃ損ですよ!
 そうそう、ついでに、URってなんの略がご存じですか? 私は知らなかったんですが、聞いて結構びっくりしました。知らない方は、ホームページで確認してみてくださいね。

UR都市機構
http://www.ur-net.go.jp/ur2008/

 次は、唯川恵さん原作の『永遠の途中』がケータイ配信マンガになりました、というお知らせ記事です。 唯川さんといえば、女性の揺れる心理をお書きになったら当代随一の作家さんですが、そんな唯川さんの作品の中でも、二人の女性の絡み合う人生を描いて人気の高い『永遠の途中』を、かわいらしい絵柄とあたたかなストーリーのマンガを得意とするささだあすかさんがコミック化しました。ささださんの特別インタビューなどしております。ケータイ配信マンガという初の試みに期待いっぱいのお二人。ケータイならではの仕掛けもあるそうですので、auユーザーはぜひ確認してみてくださいね。

 そして、最後はメディアファクトリーの二大文学賞「ダ・ヴィンチ文学賞」と「『幽』怪談文学賞」の受賞者が二人も入賞を果たした日本ホラー小説大賞の作品インタビューです。
 もちろん、ご登場は真藤順丈さんと雀野日名子さんのお二人。
 まず真藤さんですが、記事中にもちょっと触れているように、この日だけで取材件数7件。また、取材中にも「王様のブランチ」の出演依頼が舞い込むなど、人気タレント並みの忙しさで、かなり疲れておいででした。最後は半ば身内の取材ということで、ちょっとリラックスされていたような気もしましたが、それでもしっかりと丁寧に質問に答えてくださいました。同じ事、なんども聞かれてうっとおしいでしょうに……。嫌な顔一つなさらないで、ほんといい方だと思います。
 『庵堂三兄弟の聖職』は、このブログを読んでくださるような方でしたら当然すでにお読みだと思いますが(読みましたよね?)、選考委員満場一致での推挙というだけあり、非常に完成度の高い作品です。死体の解体や暴力に汚言など、グロテスクな要素がてんこ盛りにもかかわらず、読後感が抜群によい。特に、ラスト直前、深夜の裏庭のシーンでは瞼の裏が熱くなりましたよ。紙面から立ち上ってくる静寂な空気に胸が打たれて。
 受賞作だけで後二作、書籍が控えているわけですから、今のうちしっかりと読んでおかないといけません。

 雀野さんは、今回インタビューとしては二度目になります。そして、何度会ってもおもしろい方です(笑)。なんせ、おっしゃることが全く予測できない。インタビュー中、何度「え~っ!?」と叫んだことか(笑)。なんだろう……、サービス精神が豊なんですね、きっと。それに、根っからお優しいんだと思います。だから、人の心に敏感に反応されるんじゃないかな。インタビューの中で、「ホラーには、負の世界でしか救えない魂を受け入れる包容力がある」ということをおっしゃったのですが、まさに至言であると思いました。
 こういう方が書かれる作品だからこそ、『トンコ』は淡々とした物語なのに、ラストには一種壮大さすら感じられる救いがあるんでしょう。
 私は、文学は「普遍性」が条件であると考えているのですが、『トンコ』はまさに普遍性のある物語です。このストーリーは少なくとも流通経済の発達している土地であれば、なんの説明もなく受け入れられるはずです。そして、そこにある生と死への問いかけは、誰の胸にも響くでしょう。

 今回のホラー小説大賞はいろんな意味で注目を集めていますが、そのうちのお二人にお話を伺う機会をもらえて、一小説好きとして大変幸せでした。

 で、実は、なぜかホラ大授賞式の翌日、我が家にもう一人の受賞者 田辺青蛙さんがいらっしゃったということがありまして(笑)。その際、超私的インタビューを敢行したのですが、もしかしたら、そのうちそれをアップするかもしれません。あまり期待せず、お楽しみに!

第15回日本ホラー小説大賞授賞式

 10/31、巷ではハロウィンというこの日、東京・丸の内の東京會舘で第15回日本ホラー小説大賞の授賞式が華々しく行われました。私もこっそり紛れ込ませてもらったので、ちょっとだけご報告を。
 ご存じの方も多いかと思いますが、第12回に恒川光太郎さんの「夜市」が大賞を受賞して以来、久しぶりの授賞式ということで、会場にはたくさんの作家の方々が駆けつけておられました。
 順不同、なおかつ私が覚えている範囲ですが、荒俣宏さん、高橋克彦さん、林真理子さんの選考委員お三方のほか、京極夏彦さん、綾辻行人さん、浅田次郎さん、平山夢明さん、福澤徹三さん、倉阪鬼一郎さん、朱川湊人さん、東亮太さん、黒史郎さん、そして歴代のホラー小説大賞受賞者の皆さん方--「玩具修理者」の小林泰三さん、「黒い家」の貴志祐介さん、「姉飼」の遠藤徹さん、「お見世出し」の森山東さん、「夜市」の恒川光太郎さん、「紗央里ちゃんの家」の矢部嵩さんなどなど……(私が認識できた範囲ですので、まだ他にもいらっしゃったかもしれません)、また予備選委員の東雅夫さんや大森望さん、そしてアリプロの人などがいらっしゃって、なんだかとっても豪華な面々でございました。
 定刻になって、壇上には大賞受賞者である真藤順丈さん、長編賞受賞者の飴村行さん、短編賞受賞者の田辺青蛙さんが登場し、いよいよ授賞式の始まりです。田辺さんと同じく短編賞受賞者の雀野さんはご家庭の事情によりやむなくご欠席とのこと。再会を楽しみにしていたので、なんとも残念でした。
 角川書店関係者のご挨拶や選考委員を代表して荒俣先生が講評を述べられた後、お三方の受賞の言葉がありました。雀野さんのスピーチは司会の方が代読されていました。
 それにしても、印象的だったのは荒俣先生のお言葉です。
「これまで、過度の暴力やグロテスクな作品は否定してきたが、もう、私たちの選択眼が時代に合わないようになっているのではとすら感じた選考会になり、排除する方向に向かうよりは、むしろ世に問うべきだと考えた」
 要約するとこういうことなんですが、確かにホラーというのは人間の闇に迫る分野ですから、時代と共に「質」が移り変わるのかもしれません。
 現代を語る上でのキーワードの一つに「多様化」がありますが、今回の受賞四作はまさにホラー界も多様化しているんだ、ということを如実に示しているんではないでしょうか。この四作品は、それぞれ別の方向に向かいながらも、やはり「ホラー」という枠で括ることは可能であり、同時にあえて括る必要がない作品でもあります。
 ホラーとは、人の闇や陰を描くための文藝活動の総称であり、「こんなのホラーじゃない」なんていう狭量な言説はすでに過去のもので、ナンセンスである。
 選考委員の先生方は、そう思っておられるように感じました。
 今回の受賞作は、どれもホラーの様々な側面、可能性を示してくれています。当然好き嫌いは出るでしょうけども、どれも小説として優れていることは言うまでもありません。私は、こういう状況の方が、ジャンルとして健全なんだと思います。

 授賞式後のパーティでは、清楚なドレスから綾波レイのプラグスーツにお色直しした田辺さんが現れるという出来事もあり、知人一同はハラハラしていた(笑)のですが、これが意外に荒俣先生や角川書店のえらい方たちに受けたようで、かなりの人だかりが。

人だかり

こんな感じです。
 山下昇平さん渾身の作品だけあって、前にてのひら怪談出身作家鼎談で田辺さんが着ていたプラグスーツとは雲泥の差の素晴らしい衣装、さすがの私も今度ばかりは「ライダースーツ?」とは思わなかったです。ほんと、よくできていました。一瞬ですが青いカツラも被っていたので、「おお! カツラまであるんだ!」と驚いてたら、京極さんに「あれ、門賀さんも被ったことあるから」と冷静に指摘されてしまいまして。どうやら、某温泉地で宴会の余興にバドガールの格好した時に被ったブツだったらしく。あれは、後にも先にもただ一度だけの仮装体験でした。そういえば、あの時のバドガールの衣装、その後田辺さんから譲り受けたんだけどどこ行ったっけ? 今ではもう入らないかもしれないですなあ……(遠い目)。私としてはこの青カツラとの思わぬ再会が、最大のサプライズだったような気がします。
 二次会ではいいかげんお酒もまわりまして、ずいぶん楽しませていただきました。平山さんにいかに『ダイナー』がおもしろいかを延々語った記憶もあるのですが、たぶん夢ですね。

 そんなこんなで、大変盛り上がった夜だったわけで、お世話になった関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
 受賞者の皆さん、今後のご活躍を心からお祈り申し上げております!

庵堂三兄弟の聖職庵堂三兄弟の聖職
(2008/10/24)
真藤 順丈

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プロフィール

門賀美央子

Author:門賀美央子
名前 : 門賀美央子
     (もんが・みおこ)
職業 : フリーライター
メールアドレス : info@monga.jp
※スパム対策として@を全角文字にしております。メールを下さる場合は、@を半角に直してください。

主な執筆分野は
・人物インタビュー
・文芸諸ジャンル
・仏教など宗教系
・神社仏閣/伝説探訪記事
・日本の伝統芸能/文学
・サブカルチャー系「歴史・民俗」「オカルト」などのジャンル
・各種書籍構成

 WEB幽連載記事「全国神社仏閣お化けつき 」 
  URL: http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php

 ブログ「百観音巡礼」
  URL: http://ameblo.jp/nihonjyunrei/

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