2009-03

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『日本の仏教の事典』学研エソテリカ事典シリーズ

日本の仏教の事典―悟りと救いを導く法流の全系譜 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica エソテリ)日本の仏教の事典―悟りと救いを導く法流の全系譜 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica エソテリ)
(2009/03)
不明

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奈良仏教から近代の教団まで、日本仏教の代表的宗派を網羅紹介する一冊。各宗派の、開祖、本山、歴史、教義、名僧、名刹、用語解説などを豊富な写真・図版とともに紹介。また、分派の詳細なチャートを付した。これ一冊で日本仏教のすべてがわかる!



 先日告知した『日本の仏教の事典』、いよいよ発売になりました!

 まだ店頭には出回っていないようですが、ネット書店ではお求めいただけます。
 今回の内容は、以前にでております『日本の宗教の事典』をベースに、仏教関係に特化し、我が国の仏教各宗派を厚く紹介した決定版とも言うべき内容です。この一冊があれば、日本人として恥ずかしくない仏教の教養を得られることでしょう。

 日本人には自らを無宗教と考える人が多いですが、日本文化圏に生活しているかぎり、仏教的思想や習慣に無縁ではいられません。また、妙な宗教や自己啓発セミナーに騙されないためにも、ある程度の教義や歴史の理解は必要だと私は思っております。

 本書は、そういった知識の習得にお役立ていただくに最適の一冊です。ぜひお買い求めいただければと存じます。
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「悪霊喰」DVD

悪霊喰 [DVD]悪霊喰 [DVD]
(2008/03/19)
ヒース・レジャー

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<ストーリー>
ニューヨークの司祭アレックスは、恩師であり、父親代わりでもあったドミニクがローマで急死したことを伝えられる。心痛を胸にローマへ飛んだアレックスは、ドミニクの遺体発見現場で幼い兄妹の悪霊に遭遇する。そこには、かつてキリストが用いたとされるアラム文字が書き記されていた。何らかの儀式が執り行われたのではと直感したアレックスは、ドミニクの遺体を調べる。するとそこにも謎の印が残されていた。恩師の死が単なる自然死ではないと確信したアレックスは、独自の調査を開始する。そして遂に、事件の鍵を握る“罪食いの存在に行き当たる。古書によると、“罪食いとは、死を目前にした罪人をその罪深さから解放するため、その者の罪を喰らい、悪霊の拘束から魂を天へと導くという妖力の使い手、不老不死の存在であった。罪人をも天へと導くという、その背徳な性質により、カトリック教会より『異端』とされ、封印されてきた古き伝説の使徒──それは、この世に本当に存在するものなのか……? アレックスは“罪食いの本質に迫ろうと、禁断の世界へと調査を踏み入れて行く。事件の真相に迫れば迫るほど襲い掛かる悪霊の数々、そして、遂に姿を現す伝説の『存在』──。恩師ドミニクの死の裏に隠された真実とは一体何なのか? 心の深淵に迫る暗黒且つ、未曾有の恐怖がローマを包み込む……。

 

 煽り文句では「その恐ろしさ故に、全米では5回に及ぶ公開延期。身の毛もよだつ、曰くつきの問題作!」っていうことになっていますが、正直別段怖い映画ではない(笑)。

 でも、カトリシズムの暗黒面を垣間見る事ができまして、隠秘学としてのオカルトに興味ある人間には、なかなかそそられるシーンが多いのです。また、セットもゴシックムード満点でたまりません。

 Sin-eater(罪喰い)という存在と、それを異端として排斥する教会、そして信仰に苦悩する修道士が三つどもえの戦いを繰り広げるストーリーで、訳されているとは言えカトリックの専門用語や宗教儀礼、またオカルト儀式に関する描写が多いので、ある程度知識がないと内容を理解するのは難しいところも。だから、日本ではあまり話題にならなかったんでしょうね。

 地味と言えば地味ですが、つくりはしっかりしているので、静かに楽しむ映画としては上出来だと思います。
 隠秘学好きとしての私がお勧めする一本です。

『日本の仏教の事典』 予約はじまっています!

 学研エソテリカ事典シリーズの最新刊『日本の仏教の事典』、bk1で予約がはじまっております!

日本の仏教の事典 ニューサイトムックエソテリカ事典シリーズ

奈良仏教から近代の教団まで、日本仏教の代表的宗派を網羅紹介する一冊。各宗派の、開祖、本山、歴史、教義、名僧、名刹、用語解説などを豊富な写真・図版とともに紹介。また、分派の詳細なチャートを付した。これ一冊で日本仏教のすべてがわかる!



 本書では、寺院案内を担当いたしました。
 その数、なんと百四ヶ寺! あと四つあれば煩悩の数でした。

 発売日は三月三十一日ですので、四月に入ればお近くの書店でもご覧いただけるかと思います。
 ぜひ、お手に取っていただき、願わくばご購入下さいましたら幸いです。

 本書が手元に届きましたら、また改めて内容など含め、告知させていただきますね。

ホラリータナイト視聴

 先日告知しましたホラリータナイト、昨日は大阪で放映されたようですので、そろそろ感想も解禁ですよね。
 
 二回に亘って放映されたホラリータナイト、今回は妖怪仲間の田辺青蛙さんが出演するとあって普段ならもう寝ている時間にもかかわらず、がんばって起きてスタートを待ちました。

 田辺さんは「怪談大和撫子」なるけったいな二つ名を頂戴しておりました。ここで爆笑しちゃったのは仕方ない事ですよね。
 しかしながら、お話は本格的な怪談。しかもお家に伝わる実話ですから、迫力があります。
 実は、この収録の直後に歌舞伎町のロフトプラスワンで「妖怪談義」がありましたので、いろいろと収録裏話を聞いていたのですが、某編集長や某京○堂並みに人をまっすぐ誉めることの稀な(笑)作家さんが「田辺の語り、びっくりするほどよかったんだよ!」と激賞しておられたんです。
 そんなわけで、いったいどんな語りになっていたのか気になっていたのですが、なるほど、これはお二人の言葉も納得、という感じの出来でした。中山さんをはじめとした皆さんのアドバイスをきちんと吸収した成果が現われていた感じです。こういう素直さが、田辺さんが愛される由縁なんでしょう。
 衣装はジョジョの登場人物のコスプレと聞いていたので、いったいどんな格好やらと思っていたらわりと普通っぽくみえましたし、妹さんにやってもらったというメイクもバッチリ。松嶋初音さんやしょこたんにも負けないぐらい可愛く見えたのは私だけでしょうか?

 また、田辺さんと安曇潤平さんの話が、ある一点においてリンクしていたのも、これまた怪談会らしい偶然。ゾクゾクするおもしろさです。

 そんなわけで、トーナメント戦だった決勝戦の模様も楽しみにしていた……んですが、なんということでしょう!(←劇的ビフォーアフター風)、そこはマルっぽカットされていました。これにはさすがに目が点になりました(笑)。

 そんなわけで、優勝は松嶋初音さん、という事実だけが告げられ、終わってしまったショコリータ。田辺さんのお色直しプラグスーツがテレビで流れなくて残念でした(笑)。
 ところで全然関係ないんですが、松嶋初音さん、なんだか前にお会いした時と雰囲気が変わっていたような? 怪談語りだったからかしら? 

『怪談文芸ハンドブック』東雅夫

怪談文芸ハンドブック (幽BOOKS)怪談文芸ハンドブック (幽BOOKS)
(2009/03/25)
東雅夫

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怪談の定義とは? 怪談の蒐集執筆のコツは…? 怪談に関する基本知識を具体的・実践的に解説し、古代から現代にいたる東西怪談文芸の流れを作品に即して紹介。トータルな視点による入門ハンドブック。



 昨日、bk1から届いたばかりの本ですが、一晩で一気に読んでしまいまして、この興奮冷めやらないうちに皆さんにご紹介しないと! とばかりに、さっそくブログを書いているような状態です。

 この本をお書きになったのは、本ブログではおなじみの怪談専門誌「幽」の編集長である東雅夫さん。
 東さんの文学に対する造詣深さは知る人ぞ知るところであり、とりわけ二十年以上も編集長をつとめられた伝説の雑誌「幻想文学」の功績と、現在も精力的に続けているアンソロジストとしての手腕には計り知れないものがあります。
 そんな東さんが、近年特に力を入れられているのが「怪談」文学の紹介です。
 幻想文学のオーソリティとして、ホラー・ジャパネスクという概念を提唱された東さんが、「怪談」という分野に改めてスポットライトを当てるのは、ある意味当然の帰着かも知れません。

「怪談とは、全ての幻想文学、いやさ文学そのものの極北であり精華である」

 これを、東さんは本書で、事例を丁寧に積み上げることによって実証されています。縦横無尽に引用される、古今東西人類の営為の結果立ち現れた伝説・民話・小説・テクニカルタームとしての“世間話”。これに対する的確かつ懇切な解説を読むだけでも、本書がいかに労作かがわかるのではないでしょうか。言わずもがなですが、到底付け焼き刃でできる仕事ではありません。怪談文芸が血肉となっている人のみにできる業です。

 また、本書には「読む」怪談だけでなく、「書く」怪談のための指南書という側面もあります。
 自ら、怪談に特化した本格的文学賞と、インターネットで気軽に投稿できる怪談公募企画を立ち上げられた東さんらしい構成だと言えるでしょう。
 「怪談」という文芸は、その全容を掴もうとして掴めない事まるで人魂の如しですが、本書では確実に一つの道を指し示しています。その道に分け入るか分け入らないかは、読んだ者次第です。ここに見出された沃野の王道を進むも良し、読まずにあえて茨の原野を進むも良し。そこはお好みで。

 こういった内容が、表紙のポップさ(そういえば、人魂が飛んでいますね)そのままに、噛んで含めるような語り口で書かれていて、大変に読みやすい。後書きにも書かれているように、「即効性の入門書」という目的に沿った文章です。これまで、「入門書」と銘打ちながらもわざとやっているとしか思えないような悪文と難文で門前払いをくらわされた経験があるなら、本書はそのトラウマを払拭する機縁になるでしょう。

 また、東さんのファンには、東さんの脳内文学地図を俯瞰できるいいチャンスになっています。

 これだけリーズナブルな本は、ちょっと珍しいかもしれません。
  
 怪談読み/怪談書きの卓上には、辞書と共に並べるべき本ですよ。


東雅夫の幻妖ブックブログ http://blog.bk1.jp/genyo/

幽 2009年 01月号 [雑誌]幽 2009年 01月号 [雑誌]
(2008/12/15)
不明

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てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選
(2007/02)
我妻 俊樹

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化け見世 ご報告

 3月19日のブログでご紹介しました化け物アートの三人展「化け見世」に、過日行って参りました。
 当日は、残念ながら日本物怪観光天野行雄怪長にはお目にかかれなかったものの、茶柱立太さんにお話を伺いながら、かわいいお化けの数々を拝見することができました。

化け見世
【店内の様子】

 一口にお化けのアートと言っても、お化けに対する解釈は三人三様。
 天野さんは、これまでの作品もそうですが、お化けの民俗的側面と娯楽的側面を融合させつつ、超自然的な存在への畏敬を背景に見え隠れさせている。まさにお化けのアートのお手本、とも呼びたくなります。売れ行きも順調なようで、ほとんどの作品に「売約済み」のシールが貼られておりました。私的には出遅れ感たっぷりでした(T∇T)ノ。

 ポンチ定食(石井佳世子)さんと茶柱立太さんの作品は、今回はじめて拝見しましたが、女性らしい優しさがにじみ出る作風で、石井さんの作品には繊細さを、茶柱さんの作品には可愛らしさをより強く感じました。お化け素材が、それぞれの作家さんの個性で自由自在に変化(へんげ)しているのを見ると、お化けがいかに日本人の根っこに居座っている存在なのか、改めて思い知る気がいたします。

 というわけで、今回うちに招来したお化けはこのお方。

化け猫
【茶柱立太さん作 化け猫】

 ちっちゃいながらも「う~ら~み~は~ら~さ~で~お~く~べ~き~か~」的迫力がたまりません。もう一目惚れでした

 上部に金具がついていて、どこかにひっかける仕様になってしますので、玄関に面した廊下の壁に鎮座してもらい、門神としてがんばっていただこうかななどと思っております。
 

ホラリータナイト

3月13日金曜日。
今宵、怪談のスペシャリストたちが勢ぞろい。
恐怖の宴が始まる。
果たして、一番怖いのは誰なのか?



 先週はすっかり告知を忘れてしまっていたのですが(;´Д`A ``` 、本日、しょこたんこと中川翔子さんがパーソナリティを務める深夜番組「しょこリータ」で、「ホラリータナイト ナンバーワン怪談師決定戦」が放映されます。

 時間は深夜0時43分から。
 13日に収録された怪談会後半戦の模様が流れるわけです。

 前回は、伊藤三巳華さん、ヴィンテージ・のぶさん、島田秀平さん、中山市朗さん、星野しずくさん、吉田悠軌さん(五十音順)といった面々がナンバーワンの座を賭けて力の入った怪談を聞かせてくれましたが、今回は安曇潤平さん、ファンキー中村、松嶋初音、そしてなんと田辺青蛙さんが登場するとか。
 
 前評判を聞くかぎり、田辺さんはかなりの好演だったそうです。
 前半だけでも背筋も凍るような怪談が揃っていましたから、後半がどうなるのか、とにかく楽しみで仕方ありません。

 また、しょこリータは本日の放映が最終回だとか。しょこたんファンのあなたも見逃せませんよ!

三月の取材旅行記 その三

 最終日は谷汲山華厳寺です。

 このお寺は、西国三十三所の満願寺。辺鄙な山寺ながら立派なお寺です。

樽見鉄道
【樽見鉄道 谷汲口駅】

 樽見鉄道というローカル線に乗る事四十分程、谷汲口という駅で降り、さらにバスで十分のところにあります。

 生憎の天気でしたが、かなりの人出。参道にも、十数軒のお店が並んでいました。とはいえ、特別ご開帳参拝にやってくるお客目当ての臨時出店も多いような感じです。ファミリーマートまで出店しているのには、ちょっと笑ってしまいました。
 この門前町、その昔は満願を果たした巡礼が、精進落としで派手に遊ぶ一大歓楽街だったそうです。

 足下の悪い中、えっちらおっちら参道を行くと、やがて正面に本堂が。途中の塔頭の数にも、寺が勝って隆盛していた様子が仄見えます。

 こちらのご本尊、なぜかほとんどお顔が拝めないようにしてありました。
 せっかくの結縁ですから、もう少ししっかりお姿を見たかったのに、とても残念です。
 また、胎内巡りをした時に携帯の灯りで内部を照らす不届き者がおりまして、かなり不快に思っていたところ、表に出てみるとそれが中高年夫婦だったことが判明。いい年をしているのだから、マナーはしっかりと守ってもらいたいものです。鍵にさわれなかったと大騒ぎしていましたが、そりゃ観音様も不心得な人間には触って欲しくないと思いますよ?

 笈摺堂や精進落としの鯉、さらには満願堂にお参りして今回の予定は全終了とあいなりました。
 本当は奥の院にまで行きたかったのですが、生憎の雨だったため今回は断念。次回の宿題です。

 こうして終わった今回の取材旅行、経費節減(笑)のために名古屋から高速バスで帰ったのですが、精進落としと称して名古屋駅で名古屋コーチンの焼き鳥を食べてしまい、節約もなんのこっちゃわからないというオチ付きでした。

三月の取材旅行記 その二

 日程二日目は、京都経由で美濃大垣へ向かいます。

 移動距離、いったい何キロになるんでしょうね? とにかく、活動時間の半分以上は車中というとんでもない行程です。こんな時、若干鉄分が入っているのか、列車の旅が苦にならない、というより、むしろ好きな性分でよかったとしみじみ思います。

紀伊の海
【ななめになった紀伊の海】

 とにかく、朝一番の特急で出発しても、京都に着くのは午後一時過ぎ。本日の訪問予定は革堂と東寺のみとはいえ、そうゆっくりはしていられません。

 まずは革堂に行き、特別開帳中のご本尊を拝みました。ふくよかで、ちょっと上下に圧縮されたような、あたたかみのある観音様でした。

 その後は東寺へ向い、時間ぎりぎりまで参拝。ちょうど国宝・五重塔の内部を特別公開しておりましたので、こちらをゆっくり拝観しました。いろいろとメモをとっていると、見張り番の男性が色々と親切に教えてくださったり。どうやら、私を学生と勘違いされた様子。内部が暗くて良かったです(笑)。

 本来なら、さらに塔頭寺院も見て回りたかったのですが、時間的にアウトになってしまいまして、仕方なく再度列車の旅に戻りました。滋賀県は琵琶湖の西岸に沿って斜めに進む感じで岐阜県入りです。

 翌日の華厳寺参拝に供え、夕食だけ買ってさっさとホテルにチェックイン。昨日と違ってビジネスホテルですが、大浴場はばっちりあります。いちおう、天然温泉なんだとか。どうやら、ホテルの女性宿泊客は私しかいなかったらしく、広いお風呂を独占で堪能することができました。極楽とはまさにこのこと。

 これも観音様の御利益ですかね? あ、でも極楽なら阿弥陀様だ(笑)。

三月の取材旅行記 その一

 昨年から継続して行っている西国三十三所特別一斉ご開帳の取材も、今回で三度目です。
 この度の旅程、訪問予定の寺数こそ最小であるものの、移動距離は最大という大変難儀な(笑)ものとなりました。それもこれも、一番札所と結願札所が同時にご開帳するというスケジュールのせいでして。

 いやはや、好きで行っているとはいえ、お参りする方も大変ですよ(´-`)。
 我が人生の中でも、紀伊勝浦に泊まった翌日には美濃大垣で寝ているなんて事態、さすがにそう何度もないんじゃないかなあ、と思います。
 江戸時代なら、天狗扱いされますよ(笑)。

 ま、楽しいからいいんですけどね。

 そんなわけで、一日目は始発で東京を出発、名古屋経由で那智へ。
 目的地は第一番札所那智山青岸渡寺です。久しぶりのお参りになりました。そして、今回は、初めて熊野古道を少しだけ歩いてみました。
 
熊野古道
【熊野古道 大門から那智へ】

 この道を数多の古人が歩いたかと思うと、じんわりと感慨が湧いてきます。冷静に考えれば、新設の道路でないかぎりどんな道も大抵そうなのでしょうが、やはり景色が古来の姿を留めているゆえに一入の思いがするわけです。

 青岸渡寺のご本尊は、お前立ちよりも男性的な、というより少年的なお顔をしていらっしゃいました。

 夜は、勝浦の有名観光ホテルで一泊。
 最近は観光ホテルでも一泊朝食プランというのがありまして、これならビジネスホテルより少々高いぐらいのお値段で宿泊できます。大型観光ホテルは、館内の飲食施設が充実している事が多いので、夕食はそれを使えば安上がりにすむわけです。しかし、お風呂は温泉大浴場なわけですから、これはもう利用しない手はありません。

 和歌山ラーメンを堪能し、勝浦のお湯に浸かり、マッサージをしてもらって気持ちよくなったところでとっとと早寝。
 翌朝は、太平洋の水平線から昇ってくる朝日を見ながら温泉に浸かるという贅沢っぷり。
 取材とはいえ、しっかり保養もしてしまいました。
  

近況のご報告

 三連休中日の本日、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。
 私は仕事しております。

 先日、某WEBサイトで「フリーをしていると、仕事をしているのに本が出ないということもある」との述懐を見かけまして、やっぱりそんなものなんだなあ、と合点いたしました。

 今月末には、一冊ご報告できる予定ですが、その先は下半期に数冊出るような形になりそうです。塩漬けになっている原稿もいくつかありまして、それが出てくれればもう少し頻繁にご報告できるのですけども。

 また、本以外の仕事もご報告できる予定。けっこう意外な媒体です(笑)。他にもいくつか、ちらちらと動き出しそうなものもあったりなかったりですが、なんとか無事に仕事させていただいております。

 それから、二年目の今年はいただく仕事だけでなく、自分で作っていく仕事もしたいとも考えておりまして、その準備も少しずつ進めています。形に出来るよう、がんばります。

 そんなわけで、久しぶりの近況報告でした。 

『マジョガリガリ』森達也

マジョガリガリマジョガリガリ
(2009/02/26)
森 達也

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オウム真理教信者の日常を追ったドキュメントフィルム『A』の監督として、また『放送禁止歌』『いのちの食べかた』『死刑』等の著者として知られる森達也氏。かつて、ラジオのトーク番組でパーソナリティを務めていました。その名も『森の朝ごはん』(TOKYO FM:2005年10月~2007年9月放送)。日曜朝のひととき、一癖もふたくせもあるゲストを迎え、濃いテーマをゆるゆると、時にキリキリとした緊張感とともに、お送りしていたものです。この『森の朝ごはん』を書籍化したのが、このたび出版する、『マジョガリガリ』。
マジョ、ガリ、ガリ? 魔女、狩り、狩り?
この呪文のような不思議なタイトルは、糸井重里氏との対話の中から生まれたものです。こちらも本誌で登場される、しまおまほ氏の“コワカワイイ”イラストが表紙を飾る『マジョガリガリ』には、ほかにも、硬軟織り交ぜ全20組のゲストとのトークを収載。さらに、トークのテーマを森達也なりの視点で論じた書き下ろしの原稿20本も加えた渾身の内容!



 うちのブログで魔女狩りなんて言葉がでてきたら、まんまストレートに「魔女狩り」についての本と思われるかもしれませんが(笑)、実はそうではありません。
 ドキュメンタリー作家として名高い森達也さんが、TOKYOFMでパーソナリティを務めていた対談番組が一冊の本になったのです。
 ポップな表紙とは裏腹に、語られている内容は現代社会の影ともいうべき問題で、現代社会を象徴するような人たちがそれについて意見を述べています。対談相手は総勢20名。出される意見も様々。
 読みながらうなずくところもあれば、首を傾げるところもあります。
 でも、通読すれば、このタイトルに込められた意味がわかってくる。

 たった一本の抗議電話で番組のコーナーをつぶしてしまうようなマスコミ、書かれた意見にYesかNoかの二者択一しか用意しないネットの「意見交換」広場。そんな情報のあり方に疑問を持ったことがある方は、一度本書を手に取ってみてください。
 たぶん、次の思考に繋がるヒントがあると思います。
 

化け見世

 日本物怪観光の怪長こと天野行雄さんの展示会が本日から始まります!。

買える!遊べる!お化けの百貨展!
化け見世

【日時】
2009年3月19日(木)~24日(火) 12:00~19:00(最終日17:00)

【場所】
Art Gallery & Shop ビタミン・ティー http://www.vitamin-tee.com/

【参加作家】
日本物怪観光(天野行雄)
ポンチ定食(石井佳代子)
茶柱立太



「春でも出ます!!」とのこと。
 天野さんのお造りになる妖怪玩具は、温かみとユーモアとモダンとそこはかとない不気味さが絶妙に配合された逸品ばかり。
 お化け好きは言うまでもありませんが、民俗玩具に興味ある方や、アート好きな方にもお勧めしたい展示会です。今回はその場で購入もできるとのこと。
 うちにも以前購入した山童ちゃんと河童君の仲間を迎えるべく、会場に伺うつもりでおります。

河童と山童


「女子高生地球侵略物語」東亮太

the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 04月号 [雑誌]the Sneaker (ザ・スニーカー) 2009年 04月号 [雑誌]
(2009/02/27)
不明

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 全宇宙の7割が加盟する大宇宙連合。
 この連合に加盟する種族たちが地球に目をつけた!
 このままでは地球をめぐって、一大戦争が勃発する!?
 大戦を阻止すべく考えられたのは、前代未聞のプロジェクト
 「大宇宙連合主催 地球侵略大作戦」だった!
 スニーカーの隠し球・東亮太が放つ、
 スナッチ・ラブコメ!!



 の多さとスナッチ・ラブコメという響きの新しさに感動しつつ、隠してないでいいよ、どんどん投げてよと思いながら読んだリードからご紹介しました「女子高生地球侵略物語」。
「マキゾエ・ホリック」でおなじみの東亮太さんの最新作が「ザ・スニーカー」の4月号に掲載されました。読み切り作品です。
 
 どうして大宇宙連合の地球侵略に女子高生が関わるかというと、それは宇宙人が女子高生に化けて地球に潜り込んだからではなく、予測外の事故が原因で侵略者がこんなことになりあんなことをした挙げ句そんな事態に陥るからなのです。

「おまえ、紹介する気ないだろ」とお思いのあなた。
 違いますよ、ほんとは微に入り細を穿ってストーリー紹介をしたいけど、ライトノベルってお話そのものをワクワクしながら読むジャンルじゃないですか。これはもう実際に読んでもらったほうが早いわけです。

 お話はこれからの波乱を予想させるところで終わってしまうので、「もっと読ませろ~!」と言う気になるのですが、どうやら今年はこのお話とも「マキゾエ・ホリック」とも違う新シリーズが始まる様子。
 東亮太さんの活躍、期待したいと思います。

 そして一言だけ。
 あんな猫、ほしい。

マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (スニーカー文庫)マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (スニーカー文庫)
(2006/01/31)
東 亮太

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マキゾエホリック Case2:大邪神という名の記号 (角川スニーカー文庫)マキゾエホリック Case2:大邪神という名の記号 (角川スニーカー文庫)
(2006/04/28)
東 亮太

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マキゾエホリック Case3:魔法少女という名の記号 (スニーカー文庫)マキゾエホリック Case3:魔法少女という名の記号 (スニーカー文庫)
(2006/10/31)
東 亮太

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携帯コンテンツ「黒史郎の妖異大辞典」

 3月16日より、作家 黒史郎さんによる携帯サイト「黒史郎の妖異大辞典」が始まりました。
 黒史郎さんは、現代ホラー/幻想小説シーン期待のホープ。昨年もライトノベルから文学的な作品まで、幅広い著作を発表されました。
 そんな黒さん、実は妖怪業界では、屈指の妖怪博士として知られております。作家としてのデビュー前からそれはもう知られていました。サブカルから民俗資料まであたっては、蒐集した妖怪をコツコツとデータベース化されていたんです。その成果を「黒語辞典」という名でWEB上に置き、また文書にしたものは怪大賞を獲ったりもしました。

 そんな黒さんの知識に、最近妖怪や怪談まわりでのご活躍著しい造形作家の山下昇平さんのイラストがつく、まさに鬼に金棒的な最強妖怪コンテンツが出来上がった、というわけです。

 私も、昨日早速登録してみましたが、トップ画面にはいきなり「今日の妖怪」が!
 16日は臼ひき婆さんでした。いい具合にゆるキャラで、無茶苦茶可愛かったです。待ち受け画面にしたいぐらい(笑)。

 他にも、古今東西約1000種類の妖怪を掲載する「妖怪大百科」、妖怪スポット探索や世界のミステリースポットを紹介した「妖異散歩道」、妖怪を巡る実在の人物について解説する「日本妖怪人物誌」、妖怪が教える「今日の行動指針」、あなたを妖怪に例えると? の「妖怪診断」、占いコンテンツ「妖怪からのご宣託」、昔の随筆などに残された怪異・奇談を現代に蘇らせる「奇談・怪談」、そしてそして、なんとここでしか読めない黒さんの連載小説「乾く星」など、始まったばかりとは思えない程、盛りだくさんの内容になっています。これで月額315円は相当お値打ちなのではないか、と。

 楽しみつつも、妖怪を知ることができる、濃いサイトです。妖怪関係のコンテンツには一家言ある私(笑)ですが、超お勧めです。

登録は、下記の方法で。

DoCoMo
 iメニュー > 趣味/アウトドア > ダーツ/マジック/バラエティ > 妖異大辞典

ソフトバンク(3/18にスタート)
メニューリスト > 趣味・レジャー > バラエティ > 妖異大辞典
 
残念ながら、auは少し遅れるとのこと。auの皆さんは、今しばらくお待ち下さいね。


100KB[キロババア]を追いかけろ100KB[キロババア]を追いかけろ
(2008/07/11)
黒 史郎

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怪談列島ニッポン 書き下ろし諸国奇談競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ひ 1-1)怪談列島ニッポン 書き下ろし諸国奇談競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ひ 1-1)
(2009/02/21)
有栖川有栖、宇佐美まこと、勝山海百合、加門七海、黒史郎、雀野日名子、恒川光太郎、長島槇子、水沫流人

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『DOG & DOLL』森博嗣

DOG & DOLLDOG & DOLL
(2009/03/13)
森博嗣

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 森博嗣さん初の音楽エッセイ『DOG & DOLL』 発売!

 TOKYO FMの携帯電話サイトで連載されていたエッセイをまとめた一冊です。
 ご本人は、「あんまり音楽の話はしていない」とおっしゃっていますが、なかなかどうして。確かに「森さんの全てを知りたいからお気に入りの曲やアーティスト名をチェックしたい」なんて人が読むと拍子抜けかもしれませんが、そんな些末なことではない、もっと大きな「森博嗣的“音”環境」を知ることができます。
 そして、もちろん森節を楽しむことができます。
 さらには、ボーナストラックとして、作家の西尾維新さん、マンガ家の山本直樹さんとゆうきまさみさんとの貴重な対談が収められておりまして、私はこちらのまとめのお手伝いをさせていただきました。私、これら全ての対談に立ち会う僥倖に恵まれました。さらには、森博嗣さんのご自宅への訪問も! その成果は、特別収録の「自宅ガレージ=森博嗣的音楽環境」というフォトレポートに反映されています。
 そして、このかっこいいジャケット。
 これは後書きに名を記されたこの本の担当編集者さんのアイデアで、森さんも気に入っていらっしゃるとか。

 とにかく端から端までぎっしりつまった中身の濃い本です。
 森博嗣ファンなら見逃す手はありませんよ!!

 そして、現在はこの「DOG & DOLL」の後番組になる「TRUCK & TROLL」が連載中です。
 登録は、以下のいずれかで。

1.QRコードから

T&T

2.携帯のメニューから
i-mode
「iMENU」→「メニューリスト」→「TV/ラジオ/雑誌/小説」→「ラジオ(FM)」→「TOKYO FM」→「MUSIC VILLAGE内『アーティスト読み物』」
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3.URLを入力
http://www.tfm.co.jp/dd

WEB幽連載中「神社仏閣お化けつき」更新

 WEB幽で連載させていただいている「神社仏閣お化けつき」、3月分の更新をしました。

「怪談のルーツを訪ねて その一 ~説経「をぐり」 神奈川 遊行寺編 1~」

 今回は神奈川県藤沢市にある遊行寺を取り上げました。
 遊行寺には小栗判官と照手姫の史跡があります。それのご紹介をしようと思っていたら……そこにたどり着かないうちにすでにかなりの文量に(笑)。
 仕方なく、今回は初めての前後編にしました。
 表題通り、怪談のルーツの一つである「説経」というジャンルについて、そしてその中の物語の一つである「をぐり」について、簡単ですが説明しております。
 「をぐり」は古典ですが、内容はゴシックーホラーも真っ青の破天荒なストーリー。今では失われたこの芸能、少しでも興味を持っていただければ幸いです。

妖・怪談義

 四ヶ月に一度、新宿ロフトプラスワンで行われる「妖・怪談義」というイベント。
 新耳袋の木原浩勝さんと作家の化野燐さんをメインパーソナリティとして、ひたすら妖しいことや怪しいことを語る夜なべの会です。つまり、物好きだけが集まってくる会なわけです。
 ところが、物好きというのはまあいればいるものでして、毎回毎回150人ほどの人間が、どこからともなく寄り集まりまってくるんですね。夜中の新宿歌舞伎町に。これぞ百鬼夜行と言わずして何をか言わん、です。
 そんなわけで、私も時々雑鬼になっては楽しんでいたのですが、昨日のイベントで化野さんが出演を一旦お休みするということになりました。
 なんでも、執筆活動が多忙を極めるようになってきたための休止と言うことで、旧知の仲としては大変よろこばしいことでございます。
 会場には妖怪馬鹿の面々や某怪談雑誌関係者などがずらりと勢揃いし、見る人が見れば壮観の一言でした。

 まずは妖怪プロジェクトの皆さんのライブです。もうすっかり談義名物になった観があります。
 そして、化野さんから白澤関係の報告があった後、メインの内容に。
 今回は、NHKが昭和30年代に制作した民俗ドキュメンタリーを中心に色々とを語り尽くす、ということになりました。
 ゲストコメンテーターは京極夏彦さんと、その京極さんとがっぷり四つに組むことができる数少ない論客 榎村寛之さんでした。贅沢です。贅沢すぎます。
 お話しは示唆に富む内容で、私も色々期すところがあったり。四国、行きたいなあ。でも四国って、車がないとどうにもならないんですよね。ペーパードライバー的にはつらいなあ……。

 でも、最近は取材にあちこち行くことが多く、もしかしたら今後さらに増えることになるかもしれないので、運転のリハビリは本気で検討しないといけないかも。
 ペーパードライバー用に運転リハビリしてくれるようなサービス、ないんもんですかね?

渾沌王―人工憑霊蠱猫 (講談社文庫)渾沌王―人工憑霊蠱猫 (講談社文庫)
(2008/10/15)
化野 燐

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伊勢斎宮の歴史と文化伊勢斎宮の歴史と文化
(2009/03)
榎村 寛之

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九十九怪談  第一夜九十九怪談 第一夜
(2008/08/09)
木原 浩勝

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南極(人)南極(人)
(2008/12/15)
京極夏彦

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『入らずの森』宇佐美まこと

入らずの森入らずの森
(2009/03/11)
宇佐美まこと

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 平家の落人伝説が残る村にやってきた、三人の余所者。彼らが現われたことで、森の奧に潜む「なにか」が目を覚ます。
 普段は平和な村に、数十年に一度、猟奇殺人が起こったり、狂気の殺人者が現われる理由とは……。そして、村に迫る新たな危機とは。
 南方熊楠の書簡、失われた歌詞、幻の少女。これらの謎が解けた時、物語は一気に転がり始める。



 正統派のホラー小説が読みたいとお望みの方々。
 どうぞ、本書を手にとって下さい。
 本書は、まごうことなき「正統派」のホラー小説です。

 宇佐美さんは、これまで怪談の手法を使って、人の心の弱さや暗部を浮き彫りにされてきました。
 本作でも、それをなさっておいでです。
 ですが、それ以上に、物語のおもしろさの追求に力を注がれたように感じました。
 四国の田舎に住まう訳ありの人々の群像を描きながら、やがてそれが一つに収束していく。その背景にあるのは、千年の人の歴史と、さらに数えること能わぬ生物の歴史。
 身近でありながら、壮大。読む人によっては、見据える歴史のレングスにかの『パラサイト・イヴ』を想起するやもしれません。
 ですが、主題になっているのは、あくまでも「人」の情念です。

 宇佐美さんの人間を見る目は、どこまでも冷たく、そしてあたたかい。
 それは、大人の冷静さと母性の包容力が二つながらに共存しているからなのでしょう。そんな人にしか書けないホラーが、ここにはあります。
 そして、前作より一段と娯楽性が高まった物語を楽しむことができます。伏線の回収の細やかさは、見事というしかありません。宇佐美さんの、知らなかった一面を見た思いでした。

 大変、オーソドックスな作品です。
 だからこそ、素晴らしい。

 とにかく、老若男女を問わず、おもしろい物語を希求する全ての方々に読んでいただきたい。
 衷心から、そう思います。

WEB幽の取材

 WEB幽の取材がてら、神奈川県藤沢市にある遊行寺に行って参りました。
 
 その成果は、15日更新予定のWEB幽のWEB幽「門賀美央子の神社仏閣お化けつき」をご参照いただくとして(笑)。
 
 藤沢での取材が終わった後は、「江ノ電に乗りたい」という、若干鉄分入ったような理由で鎌倉に行ってきました。
 東京に移り住んでかれこれ五年の月日が経とうとしているのですが、鎌倉に足を踏み入れたのは実は今回が初めて。せっかくだし、鎌倉大仏でも見ようと長谷駅で下り、一路高徳院に向かったのですが……。凄まじい人混みに、気分は萎え萎え。
 境内に入っても混雑は止むどころかエスカレートする一方。
 そして、大仏様を目にした瞬間、思わず口から出た言葉は「ちっさい!!」でした。
 ところが、となりにいた見ず知らずのおばさんは、ほぼ同時に「おっきい!」と言っておりましてお互い顔を見合わせてしまったとか、なんとか。
 
 確かに普通の仏様サイズだとでかいですけど、奈良の大仏様とか、奈良の長谷寺の観音様とかを先に見てると、想像より小さい感じがするのは否めません。

kamakura

 でも、青空を背に鎮座する大仏様を見られたのは幸いです。

 この日は、あまりの混雑具合に他のお寺を回る気力をなくし、他に一箇所取材に行った後は早々に東京に戻ってしまったのですが、次はもう少し緻密な計画をたて、二度目の鎌倉を堪能したいと思っております。

弥生花形歌舞伎「獨道中五十三驛」

獨道中五十三驛

 今月は新橋演舞場で化け猫芝居が掛かっております。
 これは行くしかありません。
 化け猫を演じるのは、市川右近さん。なんと、この他にも十四役をつとめます。化け猫では宙づり、残り十四役では早変わりというんですから、もう大変です。本水での立ち回りもあったりで、猿之助十八番の内でも屈指の人気狂言というのもむべなるかなの、歌舞伎のケレン味を味わい尽くせる内容になっております。
 そもそもこの「獨道中五十三驛」は、大南北の作。江戸時代の初演では当たり狂言となったものの、あまりにもストーリーが長すぎるため、それ以来上演される機会がありませんでした。それを復活させたのが市川猿之助さんで、上演のために台本に大なたを振るったものの、それでも昭和56年の復活公演の初日には、終幕までなんと7時間半もかかったという逸話を持っています。
 その後、台本は改良に改良を重ねられ、やっと完成形に近づいたとか。東京では13年振りの上演になりました。もちろん、私は見るのは初めてですので、期待に胸は高まります。
 そして、キャストもスタッフも、その期待に十分こたえてくださいました。
 きっと江戸の庶民も、歌舞伎が「こう」だったから、愛したんだろうな。
 そんな気がしました。

 先に書きましたとおり、時間の制約があるため南北の原作とは結構違う内容になっています。
 私期待の化け猫シーンも、原作に存在する姉妹のドロドロ怨念劇(大変南北らしい怨念劇です)がなかったことになっていまして、ちょびっとがっかりだったんですが、そこはそれ。
 右近さんの化け猫姿、はじめは「どうみても猫だろ!」という姿に何も気付かない登場人物たちの様子に笑い声も洩れていたんです。
 でも、いざ変化としてのシーンになるとさすがの演技。場内の空気が一気に張り詰めました。さすがは猿之助一門の立役者です。
 段治郎の姿の良さや笑也さん演じる重の井姫の清らかさ、他の方々の芸達者。
 あっという間の三時間半でした。

 妖怪者としては、火車という言葉を出さないながらもその特徴を演出に取り入れている点(原作では火車に対する蘊蓄が披露される場面があるんですけどね)や、原作では岡部宿が化け猫寺の場所なのに、猿之助さんの台本では岡崎宿に変更されているのは、構成上の理由?(そういえば菊五郎さんの「梅初春五十三驛」でも岡崎になってましたね。あれは五世の作品の復刻ですが) とか、いろいろ気になるところはあるのですが、これは追々調べていきたいと思っています。江戸時代には、岡部と岡崎、両方とも猫石伝説があったみたいなのですよねー。うーん。

『怪談熱』福澤徹三

怪談熱怪談熱
(2009/02/28)
福澤 徹三

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実話怪談作家が遭遇する執筆中の激しい悪寒と熱。特定の話だけがこの怪現象を引き起こすようだが…。実話怪談の先に開く真の恐怖のとば口を描く表題作の他、誰の身にも起こりうる怖い怪異を集めた本格怪談短編集!



 不穏な一冊。
 読後の感想は、まさにその一言でした。
 紙面から立ち上がってくる嫌な空気、締め付けられるような、脅かされるような。
 読みながら、ついつい後ろを気にしてしまう。安全なはずの自室が、不安で埋め尽くされていく。

 よく考えてみれば、怪談やホラーの愛好者というのは、なにがうれしくてこんな思いを自ら進んでするのでしょうか? その答えは出ないかもしれませんが、「こんな思い」をしたい人には、これ以上のテキストはないかも知れません。

 今回の短編集は、これまで発表された作品をまとめたものですが、配置の妙も抜群に効いていました。これまでの福澤さんの仕事を知るものなら、「もしかして、これはあの……」と思ってしまう導入の一篇と締めの一篇。これがあるから、現実と空想の境目を見失い、福澤ワールドにまんまと絡め取られてしまう。

 いやいや、『怪談熱』による悪寒、しっかり堪能させていただきました。 

『知られたくなかった2012創造説』 地球防衛軍

知られたくなかった2012創造説知られたくなかった2012創造説
(2009/03/11)
地球防衛軍

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2012年、本当に地球は滅亡してしまう。その理由は、人間が知らない宇宙の秘密にまつわるかもしれないという。しかしたった一つだけ、地球崩壊から人類を救済する方法がある。エジプト、日本、チベット、そして舞台は絶海の孤島へ……。オレたち"地球防衛軍"の<説明のつかない体験>、地球救済のキーマン「クリスタル・チルドレン」を巡る旅の記録を綴った、衝撃のノンフィクション。

想像してみてほしい。
ある日突然、「2012年に地球が終わってしまう」と聞かされたら。
恐るべき天変地異の猛威が荒れ狂い、ほとんどの人間が死滅してしまうと言われたら。
その理由が、今話題になっている地球温暖化などの環境問題が原因ではなく、ある者の「意志」で引き起こされることだと知らされたら。
そして、「たったひとつだけ、その危機をまぬがれる方法がある」と明かされたら――。



 書影にいきなり民主党の鳩山由紀夫氏が登場なさっていますが、別に政治の本ではありません(笑)。

 上記に引用しました通り、地球崩壊から人類を救済しようと活動されている方々のノンフィクションストーリーを描いた一冊です。

「ああ、トンデモ本ね」
 大半の方はそう思われるでしょう。
 たしかに、一般的にそう分類されるかもしれません。

「ノンフィクションとか、またまた。どーせ作り話だろ?」
 常識的に判断すれば、そういうことになるかもしれません。

 ですが、私、この本に「オレ」「先生」「お嬢さん」「キム」として登場される方々皆さんと面識があります。そして、直接この本で語られている信じがたい内容を伺いました。文字通り説明のつかない話の、しかし現実に起こった奇跡のような符合は、私の想像を遙かに超えたものでした。

 ウソとか真実とか。
 もしかしたら、そんなことはどうでもいいことなのかもしれない。
 だって、「このままじゃ人類は、そして地球は危ないんじゃないか」、それを現代に生きる人間の誰しもが漠然と感じているはずです。
 どんな形であれ発せられた警告を真摯に受け止め、そして自分ができることを蟷螂の斧でしかなくともやっていく。
 それが、21世紀の地球に住む私たち全員の使命なのかもしれません。
 どんな感想を持つのかは、個人の自由です。ですが、一度はこういった話に触れてみるのも、決して無駄ではないと私は思うのです。
 
 
 

ダ・ヴィンチ4月号

ダ・ヴィンチ 2009年 04月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2009年 04月号 [雑誌]
(2009/03/06)
不明

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 いつも素敵な表紙のダ・ヴィンチですが、今月号は殊の外素晴らしい。
 特集は海堂尊さん。今や時代の寵児と言える程のご活躍です。海堂さんの作品のタイトルって、とてもセンスがいいですよね。「どんな内容なのだろう?」と思わず食指が動きます。

 今回、私が担当させていただいたのは真藤順丈さんとケラリーノ・サンドロヴィッチさんの新刊インタビューです。
 真藤さんは二度目のインタビューになりました。
 昨年、出版業界を瞠目させる四文学賞奪取という偉業をなしとげた真藤さんですが、『地図男』『庵堂三兄弟の聖職』に続く受賞作第三弾『東京ヴァンパイアファイナンス』がついに登場ということで。
 真藤さんのお話は本誌にてお読みいただきたいのですが、私としては同席されていた電撃文庫の担当編集者の方がおっしゃっていたことも大変印象的でした。
 なんでも、その方は受賞の連絡をするまで、真藤さんが他にも賞を獲っているという事実を知らなかったのだそうで、それを聞かされた時は驚いたそうです。
 また、電撃文庫というレーベルは、なにも萌えやオタク的なカルチャーだけにターゲットを絞っているわけではなく、作品として優れているものであればどんどん世に問うていきたいと考えているのだとか。
 そのお話を聞いて、真藤さんの作品が銀賞に選ばれた理由がようやく腑に落ちたような次第で、己の見識の浅さに穴があったら入りたい気分になりました。
 一見、異色作にも見える『東京ヴァンパイアファイナンス』ですが、エンターティメント性の追求という意味では王道のライトノベルなのかも知れません。

東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)東京ヴァンパイア・ファイナンス (電撃文庫)
(2009/02)
真藤 順丈

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 そして、もう一つのインタビューですが。
 いやー、KERAさんにインタビューしちまいましたよ(笑)。
 取材相手がKERAさんと聞いて、一気に青春時代が蘇った私。有頂天、好きだったんですよねー。ナゴムもけっこういろいろ聞きましたし。この仕事やっててよかったです。
 新刊『労働者K』、19年ぶりに出されたエッセイ集(KERAさんいわく、雑文集だそうですが)についてでしたが、これがまた実にKERAさんらしい本に仕上がっています。
 クスリと笑った後、なんとなく引っかかるものが心に残っているのに気付くような、そんな感じ。

 かなり赤裸々なエッセイ集でもあります……とか思ってたら。
 なんと、一昨日になってKERAさんが結婚を発表されました! まさか映画『罪とか罰とか』や『労働者K』のプロモーションじゃないよな、と思うようなタイミングです(笑)。
 お相手は女優の緒川たまきさん。「選ぶ女性で、男の器量がわかる」というのは私の持論なんですが、さすがはKERAさん。素晴らしい女性を伴侶にされました!
 とにかく、おめでとうございます。末永くお幸せに( ^▽^ )ノ

二月大歌舞伎 夜の部

 二月大歌舞伎は、夜の部に行って参りました。

二月大歌舞伎

 二月最大の目的は、坂東玉三郎さんのお嬢吉三が見られる「三人吉三巴白波」です。
 私の好きな演目の五本の指に入るこの芝居、今回は三人の出会いを描く「大川端庚申塚の段」が上演されました。
 この作品、黙阿弥ならではの小気味よい台詞回しが楽しめるだけでなく、実は元祖BLとも言えるような内容も含むお話なのです。歌舞伎の中で、わりとわかりやすいお色気シーンは歌舞伎十八番の一つである「鳴神」の鳴神上人と雲の絶間姫のあれやこれやでもあるのですが、お坊吉三とお嬢吉三の間も、これはこれで中々……。かなり色気があります。妄想できます。
 今回その部分は上演されませんでしたが、BLの鬼と名高い某田辺先生なら、きっと出会いのシーンだけでも飯を三杯は食えることと思われます。

 しかしながら、蓋を開けてみれば(私的に)一番盛り上がったのは、初手の「倭仮名在原系図 蘭平物狂」でした。
 この作品では、ほんと「芝居」の楽しさを満喫させてもらいました。前半の所作事と後半の大立ち回りが、歌舞伎の醍醐味をこれでもかこれでもかと見せつけてくると言うか。
 話自体は登場人物の正体やら陰謀やらなんやらが入り組んでいて、少々分かりづらいのですが、後半の殺陣は見ているだけで爽快痛快。あまりにすごくて、途中で思わず「オーッ!」と叫んじゃいましたよ。まわりの方たちも叫んでました(笑)。歌舞伎で、あんなに気分が高揚するというのも珍しいかもしれません。主役の板東三津五郎さんもですが、捕り手の皆さん方が素晴らしかったです。

 二つ目の「勧進帳」は、十年ぶりぐらいに見た演目。昔は「つまんねーな」と思って見てたのに、今回はこの芝居の妙味をちょっとだけ理解できました。ありがたいことに、私も多少は進歩しているようでした。
 やっぱ、歌舞伎は楽しいです。
 三月は新橋演舞場の化け猫歌舞伎を見に行く予定にしております。

小説すばると小説推理

小説すばる 2009年 03月号 [雑誌]小説すばる 2009年 03月号 [雑誌]
(2009/02/17)
不明

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 すっかり旧聞に属してしまったのですが、先月中旬に発売された小説すばるに、田辺青蛙さんの短編「刀の一族」が掲載されました。
 現実と幻想のあわいを漂うようなこの一篇、その内容は創作としか思えないような奇想に満ちていますが、田辺さんのご先祖が刀鍛冶だったというのは、ご本人から再三聞いておりますので、これはあるいは限りなく実話に近いのではないか、と……。
 未読の方は、ぜひご自分の目で確認していただきたいと思います。
 古い家柄にだけ伝わる、因縁のようなものを。
 もし、これが事実の伝承なのだとすれば、やはり世に不思議なことはある、としか言いようがありません。

小説推理 2009年 04月号 [雑誌]小説推理 2009年 04月号 [雑誌]
(2009/02/27)
不明

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 先月末発行の小説推理には、雀野日名子さんがエッセイを寄稿されています。
 リレーエッセイ「私のとっておきシネマ」というコーナー。取り上げられたのは『テディです!』という名前そのまんまにテディベアを取り扱った作品、ということなのですが……。
 読みながら、思わず「えーっ?!」と叫んでしまいましたよ(笑)。
 なんつーか、雀野さん、おもしろすぎです。
 前々からブログや幽で発表された短編、さらには昨日ご紹介した『怪談列島ニッポン』の作品などで、絶妙なユーモアセンスには脱帽の思いだったのですが、いやいや、こう来られましたか(笑)。
 雀野さんのユーモアって、最近の「人を下にして笑いを取る」的なものとは一線を画した、人の良さと、それに反するような冷静な観察眼、そして生来の品の良さが小気味よくない交ぜになっていて、巧まざる上質さを醸し出しているように思えるんです。
 今後、小説はもちろんですが、エッセイの分野でもご活躍されるのではないかなーと期待させられる内容でした。

怪談列島ニッポン

怪談列島ニッポン 書き下ろし諸国奇談競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ひ 1-1)怪談列島ニッポン 書き下ろし諸国奇談競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ひ 1-1)
(2009/02/21)
有栖川有栖、宇佐美まこと、勝山海百合、加門七海、黒史郎、雀野日名子、恒川光太郎、長島槇子、水沫流人

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北は北海道から南は沖縄まで、日本全国津々浦々に今も息づく「地霊」や「土地の記憶」にまつわる怖い物語、不思議な物語を怪談専門誌『幽』で活躍中の人気作家と新鋭たち9人が書き下ろす。死霊を引き寄せる胡弓のあやかし、広大な湿原に出没する幸運の女神、亡霊トンネルの恐怖と哀愁……読む者をして紙上のマジカル・ミステリーツアーへと誘う、戦慄と郷愁に満ちた諸国奇談競作集!



 すっかりご紹介が遅くなってしまいましたが、待望の怪談競作集『怪談列島ニッポン』が発売されました!
 もうすでに入手された方も多いかと思いますが、昨今の怪談文学の動向はこれ一冊で掴める、というような、バラエティに満ちたクオリティの高い作品ばかり並んでおります。

 怪談列島ニッポンというタイトルの通り、南は沖縄から北は北海道を舞台にした怪談の数々。以下は、WEB幽からの引用ですが、それぞれの作家さんたちは次の通りの都道府県を舞台にしていらっしゃいます。

 「弥勒節」恒川光太郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・沖縄県
 「聖婚の海」長島槇子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・愛媛県
 「層」水沫流人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・広島県
 「清水坂」有栖川有栖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大阪府
 「きたぐに母子歌」雀野日名子・・・・・・・・・・・・・・福井県
 「山北飢談」黒史郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・神奈川県
 「日本橋観光――附四万六千日」加門七海・・・東京都
 「熊のほうがおっかない」勝山海百合・・・・・・・・・秋田県
 「湿原の女神」宇佐美まこと・・・・・・・・・・・・・・・・北海道



 どの作品も怪談文学の懐の深さや拡がりを感じさせてくれる作品なのですが、浪速女の私としては、有栖川有栖さんの「清水坂」に涙を禁じ得ませんでした。このはんなりとした素朴な優しさこそ、大阪の魂です。小説に描かれる界隈は、故郷の近くではないものの、親しみのある土地。場所柄や空気感が、胸にありありと蘇ってくる心地がしたものです。
 
 他の皆さん方の作品も、それぞれの個性が生きた秀作ばかり。
 故郷が取り上げられている方は、紙面から立ち上るお国の風と怪異を味わうのも一興。そうでない方は、同国とはいえ異郷のエキゾティズムあふれる怪談をじっくり堪能されてはいかがでしょうか。

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プロフィール

門賀美央子

Author:門賀美央子
名前 : 門賀美央子
     (もんが・みおこ)
職業 : フリーライター
メールアドレス : info@monga.jp
※スパム対策として@を全角文字にしております。メールを下さる場合は、@を半角に直してください。

主な執筆分野は
・人物インタビュー
・文芸諸ジャンル
・仏教など宗教系
・神社仏閣/伝説探訪記事
・日本の伝統芸能/文学
・サブカルチャー系「歴史・民俗」「オカルト」などのジャンル
・各種書籍構成

 WEB幽連載記事「全国神社仏閣お化けつき 」 
  URL: http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php

 ブログ「百観音巡礼」
  URL: http://ameblo.jp/nihonjyunrei/

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