2009-08

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第一回高遠ブックデスティバル 開催中

 中央アルプスと南アプルスに挟まれた長野県伊那市高遠町。この自然豊かな地で、異色のブックフェスティバルが、今日と明日開催されます。

高遠ブックフェスティバル公式サイト
http://takatobookfestival.org/index.html
高遠ブックフェスティバル ちらし 2009年8月29日(土)~30日(日)

 旧高遠町を中心に、伊那市周辺や関東圏など各地に在住する有志が集まって始められた「ブックツーリズム」の試み。もちろん、この手の企画が立ち上げられたのは日本では初めてです。
 最近、世界各地で、町おこしのためにいろんな観光事業がおこっています。ブックツーリズム、というのは、そんな中の一つで、「本」を観光の呼び物にしようという企画。
 外国ではすでに数件の成功例があるそうで、高遠の皆さんが特に参考にしているのがイギリスはウェールズにあるヘイ・オン・ワイ(hay-on-wye)という町なんだそうです。人口は2,000人ほどという小さな町ですが、それぞれに特色のある古書店が30軒以上あり、世界中からたくさんの書痴を集めているのだとか。
 日本では古書の町というとなんといっても神保町ですが、ああいう町中の本屋街とは別に、美しい自然とおいしい空気が楽しめる本の町があるなんて、なんだか素敵ではありませんか。日々増殖する本に囲まれて暮らす人間には、夢のような話です。

 今回はそのきっかけを作るための大事な第一回目のフェスティバルということで、いろんなイベントやワークショップも行われる様子。くわしくは上記の公式サイトをご覧ください。

 私は残念ながら仕事があるため行けないのですが(最近、こればっか……)、発起人の一人である作家の北尾トロさんの関係で、ダ・ヴィンチからは編集μさんがお手伝いに行かれるとのこと。某所(笑)で大人気との噂も漏れ聞く編集μさんと会ってみたい人は、急ぎ高遠へGo!です。当たり前ですが、会えるかどうかの保証は全くいたしませんが(笑)。

 私も、来年は必ずや行ってみたいものです
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ネットラジオで生怪談会!

 WEB幽の投稿怪談などでご活躍中の侘助さんから、おもしろそうな情報をいただきました。

 なんでも、来る八月三十日の二十一時から「livedoorねとらじ URL:http://ladio.net/」にて、生放送の怪談会が催されるんだそうです!

 ご出演は、侘助さんのほか、島村ゆにさんと仲町六絵さん。仲町さんは、「大稚児物語」という作品で第四回『幽』怪談文学賞 短編部門最終候補作に残っていらっしゃいますし、今年のビーケーワン怪談大賞では「水晶橋ビルヂング」で優秀賞を受賞された実力の持ち主。またお三方とも、WEB幽の投稿怪談やビーケーワン怪談大賞の常連投稿者でいらっしゃいます。

 侘助さんのお言葉を借りると、「普段、怪談を執筆することに精力を傾けておりますが、今冬の「しょこりーた」の怪談会以降、怪談の本来の形の一つである「語り」についても関心が深まっておりました所、図らずも島村ゆに氏からネットでの生の語りに関する提案を受け、今回実現させる運びと相成りました」 とのこと。

 こうやって、好事家同士で新しいものを生み出していくっていうのは、ワクワクしますし、楽しいですよね。
 私も拝聴するつもりですが、みなさんも当日はぜひパソコンから鳴り響くラジオで夏の終わりの怪談をご堪能ください。

幽ブログ、更新しました。

 WEB幽で連載させていただいております『全国神社仏閣お化けつき 』、更新いたしました。
 今回は「姫路二姫物語 菊の巻 ~ 兵庫 姫路 お菊神社(十二所神社)編 ~ 」と銘打ち、姫路編の第二弾としてお送りしております。

URL↓
http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php?option=com_content&task=view&id=1542&Itemid=60

 私が初めて姫路城に行ったのは、忘れもしない高校一年生の時。当時仲のよかったクラスメイトと一緒に、全国高等学校クイズ選手権の予選に参加したのでした。結果はもちろん予選敗退(しかも、かなり早い段階で)でしたけどね(笑)。でも、当時はお菊井戸なるものが城内にあるとは知らず、歴史のれの字にも興味のないクラスメイトが入場料を払うのを拒否したため、姫路城内は見学しなかったのです。
 その次に訪れたのはそれから十年以上経ってからのこと。その頃はもう、なにかの本でお菊井戸の存在を知っておりましたし、『天守物語』を読んでもおりましたので、それはそれは感慨無量でした。
 そして、再々訪なったのは今年の六月。書寫山圓教寺の札所本尊ご開帳に合わせ、姫路周りの伝説巡りを敢行したのです。今回の写真は、その時のものでございます。

 一言でお化け巡りといいましても、楽しみ方は千差万別。私なんぞは少々ひねくれておりますので、ついつい裏にある人間の思惑に思いを馳せてしまいます。幽的も所詮は人の業、今のような世の中になると、儲かる伝説は残り、儲からない伝説は廃れる一方、とまで言うと言い過ぎでしょうか? でも、急速に民間伝承が失われつつある今、それもあながち穿った見方ではないと思うのですが、いかがでしょう。

『薬屋のタバサ』

薬屋のタバサ薬屋のタバサ
(2009/05)
東 直子

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自分を消そうとしていた女が、一軒の古めかしい薬屋にたどり着いた。つかみどころのない、独身の薬屋店主、平山タバサと町の住人との不思議な日々。身を任せる安らぎと不安。リリカルな長篇。ややこしくなった、心と身体がほぐれる魔術的な恋愛小説。



 小説家で、歌人でもある東直子さんの新作です。発売されてからちょっと時間が経ってしまったのですが、やっと読めました。淡い色彩の装幀と帯文、さらにはこれまでの東さんの作風などもあいまって、てっきり可愛らしいファンタジーかと思っていたのですが……。意外や意外、かなり大人の物語でした。しかも、読みながら時々ひやり、と首筋を撫でられるような。
 とにかく、つかみどころのない、白昼夢のような空気が全編を覆っています。それも、一つ間違えばあっという間に悪夢になりそうな。
 これを「リリカル」という言葉でくくってよいものか。というか、そもそもこれは恋愛小説なのか? 私にはどうにもそうは思えないのですが……。ただ、一つだけはっきり言えることは、普通の「リリカルな恋愛小説」よりも、断然おもしろい小説だと言うことです。
 ストーリー自体は、ひたすら淡々と進んでいきます。全体が白茶けていそうな、どことなく死んだような町にある一軒の薬局。そこの店主こそ、タバサという人。ハイカラな名前ですが、日本人です。そして、自分でも気づかないうちに店に住み着くようになっていた由実という女性。物語の始まりから、曖昧模糊としています。前半は、そんな二人のもとを訪れる町の人々を描く群像劇。後半は、由実の身に起こった変化がきっかけとなって、ますます夢幻の如く、さらさらと物語が進んでいきます。

 とにかく、妙に不安定な気持ちにさせられます。そして、町の空気にこちらまで飲み込まれそうになります。ラストに至るまで、謎だらけですが、謎が謎に思えない。
「せんないことですよ、そこにいればよろしいでしょう」
 冒頭に、老女がほほえみながら放つ言葉。たぶん、この言葉に、本書のすべてが集約されるのでしょう。

東亮太さんの作品二つ

妄想少女  そんなにいっぱい脱げません!? (角川スニーカー文庫)妄想少女 そんなにいっぱい脱げません!? (角川スニーカー文庫)
(2009/08/01)
東 亮太

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ゲゲゲの鬼太郎おばけ塾  豆腐小僧の巻 (角川つばさ文庫)ゲゲゲの鬼太郎おばけ塾 豆腐小僧の巻 (角川つばさ文庫)
(2009/07/15)
文:東 亮太

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 ここ数日お化け仲間の新刊のご紹介が続いております。めでたいことでございます。
 今日は、東亮太さんの本を2冊。
 まず最初は角川スニーカー文庫から出ているライトノベル『妄想少女 そんなにいっぱい脱げません!? 』です。

「私が萌えっ娘を描いてハァハァしてはいけないの!?」
妄想パワーで美少女イラストが実体化!最高ダメヒロインの幕開け。

「私が萌えっ娘を描いてハァハァしてはいけないの?」光宏は耳を疑った。学校一の美少女であり、清楚なお嬢様であるはずの紗衣。その正体が、カリスマ萌えイラストレーター“歌川ミウミ”だなんて! しかも紗衣の描いたイラストは光宏の妄想力に反応して実体化! 二次元美少女が次から次に三次元に!世界はキャッキャウフフ一一色に~。 二次元専門を自任する少女と二次専を否定する少年。最高ダメヒロイン伝説、始まりまっす。


 ラノベ属性0の私的にはあらすじだけで「???」の世界なのではありますが(笑)、東さん一流のちょっと皮肉が効いた文章が生かされているなら、これはぜひ読みたいところ。ただ、私のようなおばさんには若干本屋で手にするのが気に引ける表紙なので、ネットで買おうかなと思っております。

 一方、児童書のレーベルである角川つばさ文庫からは、「ゲゲゲの鬼太郎お化け塾」と銘打った妖怪児童小説が発売になった模様。

山の伐採作業を終えて帰る男たちの前に、ビールと冷や奴を持った少年が現れ、食べてみるとおいしかった。同じ体験をしたねずみ男はその夜、全身カビだらけに!! 「豆腐小僧」「だるま」「猫娘とねずみ男」を収録


 こちらもまだ目を通せていないのですが、東さんが手がけたんだから、かなり期待できそうです。読むのが楽しみです。

『交錯都市―クロスシティ 』黒 史郎

交錯都市―クロスシティ (一迅社文庫)交錯都市―クロスシティ (一迅社文庫)
(2009/06/20)
黒 史郎

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 黒史郎さん初のラノベ『黒水村』の続編が出ました! と言っても、発売されてからすでに二ヶ月が経っています……。ご紹介がすっかり遅れてしまいました……。

 前回、どこともしれぬ山奥が舞台だったのに比べ、今回は東京のど真ん中でストーリーが展開されます。歌舞伎町や東京タワーなど、おなじみの場所がえらいことになっていきます。突然降り出す強酸の雨が、人も建物もドロドロに溶かしていきます。この辺りの描写には、黒さんの本領が存分に発揮されています。
 そして、立ち現れる無邪気そのものの破壊者。「混ざり気なし」は、何よりも怖い。
 そんな中、地獄と化した街で生き延びようと戦う主人公たちは、ラノベ的にデフォルメされたキャラクターながらも、彼らなりのリアリティをこれでもかこれでもかとぶつけてきます。また、一作目ではアレだったキャラクターが、むちゃくちゃいい男になって再登場したり。
 また、敵役も一筋縄ではいかない造形です。これほど強く、同時にひ弱な存在は、かつてなかったかもしれません。こんなところにも、黒さんの作家としての一意性が強く現れているように思うのです。ところどころには、ホラー系の映画やゲームが好きな人間ならニヤリとするくすぐりも入っておりまして、多面的な楽しみ方ができる作品に仕上がっていました。

 ますます混沌の度合いを高めるこの「クロス」シリーズ。これからの展開が楽しみです。


黒水村 (一迅社文庫)黒水村 (一迅社文庫)
(2008/05/20)
黒 史郎

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告知3つ

夏もそろそろ終わりですが、お化けの夏、怪談の夏はまだまだこれから。
しばらくなにかとイベントが続くようです。

まずは妖怪の祭典から。
世界妖怪協会公認『怪』が主宰する「お化け大学校 京都キャンパス "化け大祭"」が、22日と23日に行われます。
くわしくは、http://obakedai.jp/blog/をご覧いただきたいのですが、「さまざまな講義やワークショップをご用意。化け大生特典として、特別予約も受付開始。その他にも、妖怪古書市やお化けフリマが行われる「化け市化け座」なども実施する。この2日間は、朝から晩まで妖怪三昧だ!」
とのこと。
私は残念ながら仕事の関係で行くことができないのですが、妖怪好きにはたまらないイベントです。
松谷みよ子さんの「妖怪民話(仮)」なんかは、もう必見ではないかと……。うーん、ほんとに見たかったなあ。

私と同じくなんらかの事情で涙をのんだ皆さんは、仕方ないのでテレビを見ましょう。
NHK BS2が、「BSホラーナイト」と銘打ち、本日21:00から明日02:00頃にかけ、ぶっ続けでホラー&怪談関係の番組を放送します。

メニューはこちら。
午後9:00~10:52 ハイビジョン特集 フロンティア 「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」(再)
午後11:00~午前0:30 「最恐!怪談夜話」
午前0:30~午前1:48(22日深夜) 衛星映画劇場「東海道四谷怪談」

どれも必見ぽいですが、注目はやはり 「最恐!怪談夜話」でしょう。『幽』でおなじみの作家のみなさんが出演されるとのこと。

NHK公式
http://www.nhk.or.jp/bs/bs2.html#korekara
幽ブログ
http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php?option=com_content&task=view&id=1477&Itemid=35

 先日の百物語番組といい、NHKは怪談に目覚めたのでしょうか?(笑)

もちろん、怪談の祭典もあります。
こちらは半月ほどずれまして、9/12(土)に開催の怪談イベント「怪談ノ宴2009」。
東京は大井町の「きゅりあん 大ホール」が会場になります。

幽ブログ
http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php?option=com_content&task=view&id=1453&Itemid=35 

公式発表を見る限り、こちらも何かと盛りだくさんになる様子。
すでに東雅夫さんのブログでも発表されています通り、当日のパンフレットには「江戸東京〈城南〉怪談マップ」と銘打った読み物が掲載される予定。山下昇平さんのイラストと東雅夫さんの解説という最強コラボのものになります。私もちょっくらお手伝いしております。
これは来場者のみがゲットできるわけですから、ぜひぜひこぞっておいでください。

そんなわけで、なにかと楽しみです。

『謝肉祭の王 玩具館綺譚』石神茉莉

謝肉祭の王 玩具館綺譚 (講談社ノベルス イQ- 2)謝肉祭の王 玩具館綺譚 (講談社ノベルス イQ- 2)
(2009/08/20)
石神 茉莉

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この仮面を被ると1年間、王となれる。だが翌年には処刑される運命が──いわくつきの仮面を持っていた男性流行作家が、友人の女性作家・千晶(ちあき)にそれを譲った直後、失踪した。彼は伝説のとおり葬り去られたのか? 呪いを恐れる千晶。だが作家としての欲望が、その顔に仮面を! そして想像を絶する事件が発生!? 廃墟の中の不思議な玩具館「三隣亡(さんりんぼう)」の美女・美珠(みたま)が謎に迫る!



 石神茉莉さんの講談社ノベルス「玩具館 三隣亡」シリーズ、待望の2冊目が発売されました。
 楽しみにしていたので、昨日さっそく拝読。一気に読んでしまいました。本当におもしろかったんです。

 上記、オフィシャルのあらすじ通り、今回の物語で重要なガジェットになるのは「仮面」。これがきっかけになって話が転がっていくのですが、これがなかなか怖い方面に向かっていく。誰もが持っているほのかな悪意……悪意と呼ぶのをためらうほどのわずかな負の想像力が暴走し始めたら、どうなるか。それも、自分の意志とは全く関係ないところで。
 本人ですら制御できず、それどころか追い詰められ、巻き込まれていく恐怖を堪能できます。

 今作では、一人の登場人物の心の動きに重点が置かれているように感じました。そのためでしょうか? 心理サスペンス的な色合いが濃く、物語に心地よい緊張感が漂っているのです。特に中盤以降はそれが一気に高まり、事件の結末に至るまで息もつかせずに引っ張ってくれます。
 また、主人公である千晶の人物像が、これまでになくリアルな輪郭を持っているように感じました。浮世離れした群像劇である本作に、一つ小さな重石が放り込まれたことで、よい相乗効果が生まれたようです。

 もちろん、石神さんの作品の魅力である、ユニークな想像力とガジェット選択眼から生まれる世界観は健在。本作でも、つかみどころのない浮遊感の中で遊ぶことができます。門賀おすすめの1冊です。ファンタジーやホラーなど、現実の薄皮一枚向こうの世界を愛する方々は、絶対読んでみてください。

<朗報>
 石神茉莉さんは、この週末、京都太秦で行われるお化け大学に参加されるとか。
 講談社のブースに行けばお会いできるようです。私は残念ながら仕事の関係で伺えないのですが、化け大に行かれるみなさんには直接お話しして、サインをもらえるチャンスですよ! 本を片手にダッシュ! です。

『呪物館―人工憑霊蠱猫』化野燐 (文庫版)

呪物館―人工憑霊蠱猫 (講談社文庫)呪物館―人工憑霊蠱猫 (講談社文庫)
(2009/08/12)
化野 燐

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 化野燐さんの人気シリーズ「人工憑霊蠱猫」の『呪物館』が文庫化されました。
 今回も表紙は日本物怪観光の天野行雄さん。禍々しさでいっぱいです。そして、見ものは巻末の呪物館館蔵品台帳です。もともと学芸員でいらした化野さんの本領発揮というところでしょうか。天野さんの造形も相まって、呪物館という館名にふさわしい妖気が漂っております。こういうおまけは、妖怪好きにはうれしいですね。
 また、解説は『幽』にもご登場なさっている榎村寛之さんで、これまた必見です。現役の学芸員として、また無双のお化け好きとして、そして化野さんの友人として作品の魅力を縦横に語っていらっしゃいます。

 それにしても、文庫化されていない新書版は残り二つ。もうすぐ追いつきそうですね(笑)。化野さんも目下新作を鋭意執筆中というところでしょうか? 怪での新連載も始まったところですし、がんばっていただきたいものです。

『プレゼント』星野夏

プレゼント (ポプラ文庫)プレゼント (ポプラ文庫)
(2009/08)
星野 夏

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 感動の嵐を巻き起こした「あおぞら」から3年。
 夢に向かう日々を綴る最新作、早くも文庫化!

 裏切り、レイプ事件、恋人の死。
 絶望の淵から立ち上がるまでを赤裸々に綴り、
 50万人に“生きる勇気”を与えたベストセラー『あおぞら』。
 あれから3年。
 21歳になった著者が、知られざる『あおぞら』出版の背景や、
 両親との葛藤、看護学生として“命”と向き合う日々を綴る。
 【解説/小森純】



あおぞら (ポプラ文庫)あおぞら (ポプラ文庫)
(2009/08/20)
星野 夏

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 少し前、ケータイ小説が市場を席巻しましたが、それも一段落した模様。結局、かなり淘汰されたようです。

 そんな中、ブームの少し前に発刊され、当時の少女たちのハートをがっちりとつかみ、今も衰えぬ支持を集める本があります。タイトルは『あおぞら』。まだローティーンだった女の子を襲った壮絶な経験。絶望の淵から救ってくれた恋人の突然の死。その後のケータイ小説のセオリーともいうべき話が繰り広げられる小説ですが、これはノンフィクション。その「リアル」が、圧倒的に支持されたのでした。

 そして、それから3年経ち、『プレゼント』と題された一冊の本が上梓されました。『あおぞら』を出すことで、人生に区切りをつけた彼女が、その後の人生を書き綴ったのです。手記の出版は、必ずしもよい影響ばかりではなかったけども、それを乗り越え、地に足の付いた生き方を模索する様が、素直な文章で描かれています。

 これまで単行本で50万部以上を売り上げたこの2冊が、このたび文庫化されました。より安価になったことで、より多くの少女たちにこの物語を届けたい。そんな気持ちから、『プレゼント』の解説をティーンに絶大な人気を誇るギャル系モデル 小森純さんが担当されました。その構成のお手伝いをしております。
 普段は、ギャル系の子たちと接点のない私ですが、彼女の明るさと真摯さにいろいろとイメージが変わりました。
 彼女のブログもものすごいヒット数を誇っているのだとか。
 たまには知らない世界に入ってみるのも大切ですね。

宇宙の裏側がわかる本

宇宙の裏側がわかる本―あなたの常識がくつがえる!?太陽系の姿から宇宙誕生の秘密まで宇宙の裏側がわかる本―あなたの常識がくつがえる!?太陽系の姿から宇宙誕生の秘密まで
(2009/08)
宇宙科学研究倶楽部

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 今年は日本で皆既日食が見られたり、世界天文年だったりで、地味ながら確実に例年より多くの宇宙関連書籍が出版されております。
 私も、科学音痴ながら宇宙の話は大好きです。というわけで、今回、あんまり難しくないところの話で宇宙本に参加させていただきました。むずかしいところは、科学ライターさんがやっておられます(笑)。

 宇宙エレベーターとか、テラフォーミングとか、どう考えてもSFだろうそれ的なものがまじめに検討されているのにも驚きましたが、一番驚いたのはフランスと中国の宇宙食のすばらしさでした。やっぱりあの両国の食に対する情熱はハンパじゃないですね。どう驚きなのかは、ぜひ本書をご参照ください。

 むずかしい話も私でもわかる(というか、わかった気になる)ように書かれているので、入門書としておすすめです。ワンコインで買えます!

ダ・ヴィンチ9月号

ダ・ヴィンチ 2009年 09月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2009年 09月号 [雑誌]
(2009/08/06)
不明

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 すっかりご無沙汰しております。
 なんだかずっとバタバタしておりましたが、ようよう一段落した心地です。この間、紹介しなければならないものもたくさんあったのですが、なかなかできずで不義理をしてしまいました。どうもいけませんね。

 というわけで、しばらくは毎日ブログ更新するようにいたします。

 まず、第一弾。もう発売日から十日も過ぎてしまいましたが、ダ・ヴィンチ9月号が出ております。
 今月号の特集は「銀河鉄道999」。999が限りなく好きな私にとってはうれしい特集でした。
 こちらでは、モデルの杏さんのインタビューを担当しております。
 なんと、杏さん、メーテルに変身されました。早朝からの撮影につきあわせていただいたのですが、あまりにもメーテルそのものだったので、感動しました。あれを生で見られたのは、私の999人生史上最高の出来事、ということになるのかもしれません。

 これもいささか旧聞に属しますが、先日、北村薫さんが『鷺と雪』で待望の直木賞を獲られました。その少し前、北村さんにインタビューさせていただいた記事がP46からの掲載されています。主にリタイア世代を対象にしたSNS「趣味人倶楽部」のタイアップ記事です。懐かしいテレビ番組と西行が結びついていくあたり、さすがは博覧強記の北村さんと感心しきりでした。

鷺と雪鷺と雪
(2009/04)
北村 薫

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  今月のBOOKMARKでは、五十嵐貴久さんにインタビューさせていただいております。青春小説です。青春はずいぶん遠くなってしまいましたが、いつの代も変わらぬとほほな高校生たちが、大事な人のためにがんばる物語を読むと、やっぱり心が温かくなります。肩の凝らないストーリーですから、気軽に楽しめます。夏休みの読書には最適かも。

ダッシュ!ダッシュ!
(2009/07/07)
五十嵐貴久

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 もうひとつ、青春と言えば今夏公開中の映画『色即ぜねれしょん』にも、トホホだけどキラキラした青春が描かれています。原作はみうらじゅんさん、監督は田口トモロヲさん(超ファンです)。映画公開に合わせて主演の渡辺大知さんと臼田あさ美さんの対談が行われました。その様子をレポートしております。お二人とも、若くてまぶしかったです(笑)。
 臼田あさ美さんのスラッとした姿には思わずため息が。ものすごく私好みの女性です。一方、渡辺大知さんはこんな弟がいればかわいかろうなあ、と。そして、彼の場合、たぶん親父キラーだと思います。あなたのまわりにもいないですか、そういう男の子。やたら男性にかわいがられる子。そんな感じです。
 そんな二人に語っていただいた映画の魅力。リアルな青春映画の決定版です。

「色即ぜねれいしょん」公式サイト http://shikisoku.jp/indexp.html

色即ぜねれいしょん (光文社文庫)色即ぜねれいしょん (光文社文庫)
(2007/07)
みうら じゅん

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 ところで、この映画にはたくさんのミュージシャンが出演しておりまして、私は今回の取材がきっかけとなり(今更ながら)くるりにはまってしまいました。

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVERベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER
(2006/07/26)
くるり

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 これもご縁ですねえ……。

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プロフィール

門賀美央子

Author:門賀美央子
名前 : 門賀美央子
     (もんが・みおこ)
職業 : フリーライター
メールアドレス : info@monga.jp
※スパム対策として@を全角文字にしております。メールを下さる場合は、@を半角に直してください。

主な執筆分野は
・人物インタビュー
・文芸諸ジャンル
・仏教など宗教系
・神社仏閣/伝説探訪記事
・日本の伝統芸能/文学
・サブカルチャー系「歴史・民俗」「オカルト」などのジャンル
・各種書籍構成

 WEB幽連載記事「全国神社仏閣お化けつき 」 
  URL: http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php

 ブログ「百観音巡礼」
  URL: http://ameblo.jp/nihonjyunrei/

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