2012-01

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「もう、しませんから。」13巻 西本英雄

 昨年4/21の日記で触れた通り、週刊少年マガジンで連載中の人気漫画『もう、しませんから。』の第306回「“霊媒先生”と百物語」に怪談通ライターとして登場したのですが、このたびその回が収録された単行本が発売になりました。

もう、しませんから。(13) (講談社コミックス)もう、しませんから。(13) (講談社コミックス)
(2012/01/17)
西本 英雄

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 百物語会をやったのは震災のすぐ後でした。まだ交通機関も不安でしたし、百物語の最中も軽く揺れたりしました。それでも決行するあたりに、週刊漫画の世界の厳しさをちょっとだけ垣間見た思いがしたものでした。
 厳しい〆切の中、体験取材→漫画化を毎週ずーっとやっていらっしゃるのですから、西本さんはすごいです。

 もう一つ思い出になったのは、マガジンに載った時に従妹がTwitterで「『もうしま』に出てきてびっくりした~!」というDMを送ってきたこと。今までどんな媒体に載っても反応なかった子なのに(笑)。人気漫画の読者層の広さに感心したと共に、二十代半ばで少年誌読んでる従妹にもびっくりしました(笑)。でも、結構多いそうです、それぐらいの年齢の読者。

 それにしても13巻に百物語体験。ぴったりじゃないですか。そのあたりもさすがに気が利いているなあ、と(はたして意図されたことなのかどうかは知りませんが)。

 
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「龍」2012

 すっかりご紹介するのが遅くなってしまったのですが、只今浅草橋にあるギャラリー「MAKII MASARU FINE ARTS」で「マキイスタッフセレクションVol.5 『龍』2012」という展覧会が開催されています。
 
 辰年を迎え、13名の現代芸術家が集まり、龍をモチーフにした造形を発表しています。
 そのうちのお一人が北葛飾狸狐こと高橋理加さん。北葛飾狸狐名義では妖怪アートを作っておられますが、本来のお名前ではもっと幅広い現代アートに取り組んでおられます。
 
 その一部は、こちらでご覧になれますよ。

http://homepage.mac.com/mfukuda2/aiga242/aiga242.html

 どんな龍を作ったのか、早く観に行かなくては!
 スケジュールは以下の通り。ご興味のある方はお運びください。

2012年1月13日(金)~24日(火) 会期中無休
11:00~19:00 (最終日 17:00)


『ほんとうの琉球の歴史』渡久地十美子

ほんとうの琉球の歴史  神人が聞いた真実の声ほんとうの琉球の歴史 神人が聞いた真実の声
(2011/10/31)
渡久地 十美子

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 沖縄が、江戸時代までは「琉球」という国だったことは知っている方も多いかと思います。
 国として統一されたのは15世紀頃で、それまでは古代日本のように地域ごとに王が立ち、群雄割拠の様相を呈していました。
 国が安定するのは、15世紀後半、第二尚氏の初代王・尚円王が第一尚氏の王朝をクーデターで奪ってからのことです。そして、17世紀になって正史『中山世鑑』が編まれるのですが、源為朝が沖縄に渡って舜天王という中山王国(沖縄の中央部を治めた王国)の王になった明記されているなど、歴史としてはいささか?が多い内容になっています。
 正史がなぜ少し調べれば偽史とわかる内容を採用したかについては、当時の琉球国がおかれていた複雑な外交状況に理由がありました。当時、琉球国は中国との冊封体制下での独立国ではあったのですが、同時に薩摩藩の実効支配を受けていました。そのため『中山世鑑』は日琉同祖論を取り入れたのだろうと見られています。

 では、本当の琉球の歴史はどうだったのか。
 著者の渡久地十美子さんは、神人として、過去の英霊から聞いた話や、自身が丹念にフィールドワークした事実をもとに、琉球国の成り立ちを明らかにされました。それが本書です。私は、この本の構成などをお手伝いしています。
 
 本の製作にあたっては、私も沖縄に行き、本書に出てくる遺跡などに実際に足を運びました。沖縄の遺跡というとグスクと呼ばれる城址や玉陵などが有名ですが、まだまだ知られていない、しかもどう考えても歴史的に重要と思われる遺跡が、未整備のままになっているのを目の当たりにしました。
 これまで、沖縄の歴史研究は近代が中心だったため、古代や中世はまだまだわかっていないことも多い上、薩摩藩による文物の流出や沖縄戦での破壊などで、多くの資料が失われたという現状があります。
 本書は、そうした現状を嘆き、沖縄人の手で沖縄の本当の歴史を見なおそうとす意欲的な一冊です。なかには、不思議な話も出てきますが、すべてのエピソードには証しとなる遺跡の存在が明記されているのもおもしろい点だと思います。

 歴史に興味がある方、沖縄が好きな方におすすめです。

幻妖ブックブログ座談会企画

 前年末、幻妖ブックブログ恒例の年末座談会にお招きいただき、ふるさと怪談トークライブのことなどをお話してきました。
 その様子が幻妖ブックブログで公開されました。

幻妖ブックブログ座談会企画「2011年のおすすめBOOKS」
http://blog.bk1.jp/genyo/archives/2012/01/post_2080.php

 昨年は思わぬ展開だらけだったなあとしみじみ思います。
 今年は今年でどうなるのやら。

 ですが、近年生まれつつあった怪談の流れは、より確かなものになりそうな予感はひしひしと感じております。今回公開されている部分は前半のみですが、後半は『幽16号』の購入者特典として配信されるとのこと。ぜひ、そちらも読んでみてください。

 東雅夫さん、bk1辻さん、タカザワケンジさん、そして平金魚さん、本当にありがとうございました。

幽 2012年 02月号 [雑誌]幽 2012年 02月号 [雑誌]
(2011/12/16)
不明

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幽16号

幽 2012年 02月号 [雑誌]幽 2012年 02月号 [雑誌]
(2011/12/16)
不明

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 すでに昨年のことになってしまいましたが、幽の最新号が発売されています。
 今回の第一特集は「震えて眠れ、子どもたち」。タイトルの通り、児童向けの怪談本に焦点があたっています。
 
 思えば私も子どものころからわけもなく妖怪や幽霊などの、この世ならぬものに惹かれていました。何度も読んだのは水木しげるの『妖怪入門 世界編』だったり、寺村輝夫の『おばけのはなし』だったりしました。しかも、物心つく頃には心霊写真ブーム、超能力ブーム、UFOブーム、UMAブームと一通り経験しましたものですから、京極夏彦さんと黒史郎さんの怖い児童書本対談は大変面白く読みました。
 一方、読み手でなく、作り手の思いを感じられるのが、加門七海さんと軽部武宏さんの対談です。先般から店頭に並び始めた怪談絵本シリーズで『ちょうつがい、きいきい』を創ったコンビのお二人が、怪談絵本に対する思いを熱く語ってくださっています。こちらのまとめを担当したので、対談にも立会いましたが、実におもしろいお話が飛び出しました。

「スポットライトは焼酎火」では次期日文研所長に内定した小松和彦さんに、著書『いざなぎ流の研究』についてお話を伺いました。妖怪好きならば小松先生の著作は基本図書でして、当然私もいろいろ拝読していましたので、その謦咳に触れる機会ができたというのは大変光栄なことでした。
 インタビューは東編集長がしたのですが、私も最後に話をする時間をいただきまして、本の内容について質問しましたところ、とても丁寧に答えて下さいました。いやいや、感激でした。ただし、私が質問した内容はマニアックすぎて本文からは落としたのですが(笑)。

 他には皆川博子先生の『開かせていただき光栄です』の書評をしております。我ながら書評というよりただのファンレターだなというのは反省点ではあるのですが、私、皆川博子先生のファンだから仕方ないです。開き直らせていただき光栄です、です。
 
 また、今号は怪談文学賞と実話コンテストの受賞作発表号でもあります。その他、相変わらずの豪華執筆陣が健筆をふるっておられます。

 それにしても、どんどん分厚くなっていく『幽』。次号はどうなっているのやら……。
 

 

宍戸レイさんのイベント

 早いもので新年も一週間が過ぎようとしています。
 そろそろお正月気分はおしまい、2012年の本格稼働に向けてエンジンが温まったという方も多いのではないでしょうか。

 今年も怪談/妖怪関係のイベントが目白押しになる予感ですが、まず第一弾として、東京ガベージコレクションのマスコット・ペコイチこと宍戸レイさんから1/13(金)に開催予定のトークイベントのお知らせが届きました。

 以下、公式サイトから引用です。

2012.01.13. 金曜日
『セクシー・ホラー部 presented by 宍戸レイ & Kaichi Sato』

出演:宍戸レイ、佐藤懐智、
ゲスト:ヒカリゴケ国沢、DJ はせはじむ、dancer ミミ、artist mukie abe
Fee:グロプレート付き
前売り:3000円(+1 オーダー: drink or food)
当日:3500円(+1 オーダー)
セクシー・ホラー部 2012年1月13日(金)open 19:00/ start 19:30 ~ 21:30 その後交流会

宍戸レイと佐藤懐智が送る、ホラーとエロが好きな女子と男子へ贈るPARTY……

出演:宍戸レイ、佐藤懐智(子分)

ゲスト:ヒカリゴケ国沢、ありがとうあみ、DJ はせはじむ、dancer ミミ、artist mukie abe


ある時は美人すぎる怪談作家。またある時は夜の六本木を舞う魅惑のポールダンサー、
そしてまたある時はラジオDJ、さらに女優と、
変幻自在の貌(かお)を持つ新たなサブカルクイーン『宍戸レイ』!
そんな彼女による単独イベントが、代官山「山羊に聞く?」で開催決定!
その名も「宍戸レイのセクシーホラー部宣言」!!!
あなたの欲情と恐怖心がクロスする甘美な瞬間を宍戸レイがナビゲート!
レイ本人&豪華ゲスト陣による怪談実話、怪談好きにとって怪談とは一体何なのか?
さらにポールダンサーによる禁断のダンスライブ、
そしてさらにグロくて美味しい当日限定スペシャルメニューに、
世界各国で発禁になったアニメ映画の特別上映と、五感がとろける
盛り沢山の120分!是非お楽しみ下さい!



 予約方法やアクセスなどは会場となるカフェバー「山羊に、聞く?」の公式サイトから御覧ください。

 URL:http://yagiii.com/?p=2397

 エロスと恐怖は親和性が高いと神代の昔から決まっております。B級ホラー映画なんかその典型ですよね。暗黒系サブカル好きには見逃せないイベントではないか、と。
 
 私も見に行こうかなと思っておりますが(その日に待ち構えている〆切さえ無事クリアできたらですが……)、皆様もぜひ。

ダ・ヴィンチ2月号

ダ・ヴィンチ 2012年 02月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2012年 02月号 [雑誌]
(2012/01/06)
不明

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 新年最初の『ダ・ヴィンチ』誌、本日発売です(年始から店頭には並んでいたようですが)。
 第一特集は演劇ユニット「TEAM NACS」です。TEAM NACSとはなんぞや? という方は、こちらへ→ http://www.teamnacs.com/

 そして第二特集は今や新たな警察小説や青春小説の書き手として大注目を浴びている作家・誉田哲也の大特集。私はこちらでインタビューや対談のまとめなどを担当しました。 本田さんの出世作が原作になる今クール注目のドラマ「ストロベリーナイト」で主演の姫川玲子役を務める竹内結子さんとの対談を含めると、実に六時間にわたる超ロングインタビューは読み応えたっぷり。
 コンスタントにヒット作を出し続ける誉田流小説執筆の秘密や、ユニークなキャラクターを生み出す原動力になっている半生など、ベストセラーを連発する誉田哲也の来し方行く末をすべてお見せしようという総力特集です。

 この特集のために、誉田作品を全作改めて読んだのですが、なにせ多作な方ですので読み終わる頃には眼精疲労で目を開けていられない状態になったものでした。というわけで、かなり力が入っておりますので、ぜひお読みくださいませ。

 特集以外では、今月のブックマークで平山夢明さんと柳広司さんのインタビューを。

 平山夢明さんには二年ぶりの新刊『或るろくでなしの死』について、柳広司さんには怪談読みは必読の八雲怪談再話集『怪談』についてお話を聞いております。

 それぞれの作品個別については別途記事をアップしようと思いますが、平山さん、雑誌取材ではかなりまじめに作品について語ってくださっているので、ファンは必読ですよ!

或るろくでなしの死或るろくでなしの死
(2011/12/22)
平山 夢明

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怪談怪談
(2011/12/15)
柳 広司

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総図解 よくわかる聖書とキリスト教

 6月に新人物往来社から総図解シリーズの一冊として『総図解よくわかる仏教』が出ましたが、先月末にはこれのキリスト教版が出ました。『総図解 よくわかる聖書とキリスト教』です。


総図解 よくわかる 聖書とキリスト教総図解 よくわかる 聖書とキリスト教
(2011/12/10)
前島 誠

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 この書籍は旧約聖書の部分を担当しました。

 欧米諸国の政治状況はキリスト教と切っても切り離せません。欧米人は時に、世界でも稀なゆるい宗教観を持つ日本人には理解できないような宗教的発想で政治を動かすことがあります。彼らを理解し、わたり合うためにはユダヤ/キリスト教の基礎知識は欠かせません。
 今回の書籍では「ヤハウェを唯一神とする宗教はどのようにして誕生したのか」という点を理解しやすいように構成、執筆しました。単に教義を追うだけでなく、歴史的な経緯を重視しました。
 一民族の守護神がやがて汎民族的な愛の神へとシフトしていく流れには歴史のダイナミズムが感じられ、読み物としても楽しんでいただけるとではないかと思います。

 昨年、燎原の火のごとく広がったイスラム社会の激動を見ても、21世紀は宗教的影響を無視できない世の中になることは間違いありません。世界と対峙するための基礎教養を得るためにもお薦めの一冊です。

 

初春

 年が開けて平成二十四年、壬辰の歳が始まりました。

 昨年はFacebookやTwitterでのご紹介が中心になり、ついついブログ更新が怠りがちになりましたが、本年からは心機一転、まじめに更新していこうと思っております(おそらく……)。
 どうぞ本年も本ブログをご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。

 さて、新年最初の更新です。
 昨年末、垣谷美雨さんの小説『優しい悪魔』がタイトルを『禁煙小説』と一新した文庫版で発売されました。


禁煙小説 (双葉文庫)禁煙小説 (双葉文庫)
(2011/12/15)
垣谷 美雨

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家庭でもオフィスでも街中でも、どこに行っても喫煙者は肩身の狭い時代になった。主人公の早和子は、禁煙にチャレンジしつづけて二十年経つが、未だにタバコへの依存から抜けられない。しかし会社の数少ない喫煙女子社員が次々に禁煙し、いよいよ早和子も本気を出すことに。禁煙本も禁煙ガムもニコチンパッチも挫折した彼女だが、意を決して禁煙外来の門を叩く。果たして早和子は禁煙に成功するのだろうか。喫煙者も嫌煙者もこれからタバコを辞めたい人も楽しめる禁煙小説。



 この小説、禁煙したくても禁煙できないアラフォー女性の悲喜劇を描いています。
 喫煙経験のない方にはスラップスティックのように感じるかもしれませんが、喫煙者にとってはとても笑えない、そして現在禁煙を目指している方ならばかなり切実な作品になっているのではないか、と。
 私は元喫煙者のアラフォーということで白羽の矢が立ち、解説を書きました。
 その中でも書きましたが、今回の文庫化にあたって加筆修正され、エピソードが整理された分、主人公の悪戦苦闘がさらに印象的になっています。

 今年の目標に「禁煙」を上げられた方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
 

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プロフィール

門賀美央子

Author:門賀美央子
名前 : 門賀美央子
     (もんが・みおこ)
職業 : フリーライター
メールアドレス : info@monga.jp
※スパム対策として@を全角文字にしております。メールを下さる場合は、@を半角に直してください。

主な執筆分野は
・人物インタビュー
・文芸諸ジャンル
・仏教など宗教系
・神社仏閣/伝説探訪記事
・日本の伝統芸能/文学
・サブカルチャー系「歴史・民俗」「オカルト」などのジャンル
・各種書籍構成

 WEB幽連載記事「全国神社仏閣お化けつき 」 
  URL: http://www.mf-davinci.com/yoo/index.php

 ブログ「百観音巡礼」
  URL: http://ameblo.jp/nihonjyunrei/

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