2017-10

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小説推理8月号

 27日にでたばかりの文芸誌『小説推理8月号』には、第31回小説推理新人賞の選考結果が掲載されています。
 小説推理新人賞と言えば、前回の本屋大賞受賞作である湊かなえさんの『告白』を世に送り出した賞であり、また第一回の受賞者は山椒大夫こと大沢在昌さんという、人気作家を輩出してきた賞でもあります。
 選考委員は三年に一度変わりまして、今現在は綾辻行人、有栖川有栖、光原百合のお三方。六月某日、大阪某所でその選考会が行われ、座談会の模様をまとめさせていただきました。今回で二度目になります。
 今年の選考会は、去年にもましておもしろかった。何がおもしろかったって、選考委員の方々のとまどいっぷりがおもしろかった。その様子はぜひ雑誌でご確認いただきたいのですが、とにかく受賞した「通信制警察」という作品、そして作者の耳目(みみまなこ)さんのユニークっぷりは、近来まれにみるものではないかと。
 また、座談会では小説家、特にミステリーの書き手を目指す方必読のすばらしい創作ヒントの数々や、受賞作にまでレベルを上げるためのポイントが語られています。これは絶対読んだ方がいい。私も、いくつかの文学賞の下読みをしていますが、選考の際にどこを見るべきなのか大変勉強になりました。とにかく、かなり読み応えがあると思いますので、ぜひご覧になってください。

 そして、受賞作の「通信制警察」も、もちろん同号に掲載されております。なかなかの怪作です。そしてお写真や受賞の言葉を見る限り、耳目さんもかなりの怪人物のようです(笑)。今後、どういう風な作品が生まれてくるのか、かなり楽しみではあります。

 また、東雅夫さんが寄稿されている今月のベストブック「幻想と怪奇」では、一押しが岡部えつさんの『枯骨の恋』になっていました。表題作が伝統的な日本怪談の構図をとりながらも、男女を逆に配置しているのが現代的だという指摘をされていまして、うむうむと肯いたり。京極夏彦さんの『厭な小説』が澁澤の言うところである「幾何学的精神」を体現しているとのご指摘、さすがは東さんです。

 そんなわけで「小説推理」、今月号もよろしくお願いいたします。 
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