2017-08

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小説新潮 9月号

小説新潮 2009年 09月号 [雑誌]小説新潮 2009年 09月号 [雑誌]
(2009/08/22)
不明

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 すっかり遅くなってしまったのですが、今月号の小説新潮、やっとしっかり読むことができました。
 もちろん一番のお目当ては「特集 世にも怖い物語」です。
 執筆陣は、平山夢明さん、坂東眞砂子さん、加門七海さん、福澤徹三さん、雀野日向子さん、長島槇子さん(掲載順)という面々。『幽』でおなじみの作家さんも多く、しかも1/3が『幽』怪談文学賞出身と言うことで、買わなくっちゃと思っていたら、長島さんがご恵贈くださいました。本当にありがとうございました。

 それにしても、これだけの方々による恐怖小説が一気に載りますと、各人の個性が際立ちます。
 これまでのご縁もあり、やはり特に注目したのは雀野日向子さんと長島槇子さんの作品でした。雀野さんは電車の中を、長島さんは戦前の日本を舞台に選ばれました。
 雀野さんの「枕木嘔吐」は、人の悪意を描く筆の迫力があいかわらずすさまじい。
 一方、長島さんの「熱海」はこれまでの長島節を保ちつつも新しい境地を開かれた感が強く、これからがますます楽しみなるような作品でした。長閑なのに不穏、粋なのに恐ろしい。
 お二人とも、ますますご自分の持てるものを発揮していかれるんだろうなあと思うと、早く次の作品が読みたくってしかたありません。

 東日本は秋の気配が強くなっていますが、西日本はまだまだ残暑が厳しいことでしょう。まだまだ怪談の夏は終わらないですね。
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* コメント *

熱海

 心にしみるご高評をたまわり有り難く存じます。
 私も、これまでと違ったものが書けたような気がしていたところ、『新境地』とのお言葉に接し感じ入りました。デビュー作から読んで下さっている門賀さんのご指摘なので、とても嬉しく、心にしみました。ありがとうございます。

>熱海

 昨日はお疲れ様でございました。直接お礼を申し上げることができ、幸いでした。
 会場でも申し上げましたが、「熱海」は昭和の文豪が書く怪談のような品格と粋さを兼ねそなえた大人の小説だと思いました。こういう怪談がたくさん出ると、怪談自体の読者層ももっと広がるのではないでしょうか。これからの作品も、楽しみにしております。

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主な執筆分野は
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