2017-10

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幽 第十四号

幽 2011年 02月号 [雑誌]幽 2011年 02月号 [雑誌]
(2010/12/17)
不明

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 幽の最新号が発売されました。

 今回の第一特集は「みちのく怪談」。遠野物語刊行百年の記念となった年にふさわしい特集です。
 見所はなんといっても、『幽』初登場となった伊坂幸太郎、熊谷達也、高橋克彦の三氏による怪談競作でしょう。お三方とも郷土色豊かな題材を取り上げながらもアプローチはさまざまに個性的で、これほど贅沢な読み合わせが実現するなんてさすがは……、と言うしかありません。 さらには、民俗学者・赤坂憲雄、高橋克彦、東雅夫による「みちのく怪談とはなにか」と題された鼎談や巡礼団によるレポート記事など読みどころ満載、そしてなにより要注目はここのところ飛ぶ鳥を落とす勢いの怪談若大将・黒木あるじによる山形怪談案内ではないでしょうか。イラストもあるじ氏の手によるものだとか。なんというか、本当に多才な人です。
 
 レギュラー陣による小説・マンガ、そして連載企画もますます充実しています。また夢枕獏の「呼ぶ山」は『神々の山嶺』のスピンオフ作品。ファン必読です。

 作家や怪談実話作家を目指す方には一番の注目特集であろう『幽』怪談文学賞と怪談実話コンテストの選考座談会も示唆に富む内容になっていました。個人的には『てのひら怪談』の関係でお目にかかったことがある金魚屋さんが怪談文学賞の短編部門大賞を、『女たちの怪談百物語』でご一緒した三輪チサさんが長編部門大賞をとられたのはうれしいことでした。また、第三回で最終候補に残った「だいこくのねじ」を改稿の上、再挑戦された井通眞さんにはその不屈の精神に敬意を表したいと思います。

 さて、私が今回担当しましたのは、「スポットライトは焼酎火」コーナーと書評。
 
 スポットライトは焼酎火では、東京大学准教授の河合祥一郎先生に、先生の編著である『幽霊学入門』についてお話をうかがいました。
 幽霊にあえて「学」を冠した先生の心意気を感じてもらえればうれしゅうございます。

幽霊学入門 (ハンドブック・シリーズ)幽霊学入門 (ハンドブック・シリーズ)
(2010/09/02)
河合 祥一郎

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 また、書評は中島さなえ『いちにち8ミリの。』について書きました。
 当初、故・中島らもの一人娘のデビュー作という興味から読み始めた作品だったのですが、読み終わる頃にはそんなことはすっかり忘れ、このフワフワして掴みどころがないのに、しっかりとした存在感を放つ作品世界の虜になっていました。ありそうでなかった、書けそうで書けない、これぞオリジナルとしか言いようのない小説です。正直、小説家としての才能は父君をはるかに超えていらっしゃるのではないか、と。
 甘口のファンタジーに辟易している向きに、特におすすめしたい作品です。

いちにち8ミリの。いちにち8ミリの。
(2010/08/10)
中島 さなえ

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 最後に一言。
 動物とは気持ちが通じ合わないほうがいいのかもしれない。(なんのことかわからない方は「伊藤三巳華の憑々草」を読むべし!)
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幽・遊・白書 1巻

名作 幽☆遊☆白書の

『リセット』垣谷美雨 *TOP* ダ・ヴィンチ1月号

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門賀美央子

Author:門賀美央子
名前 : 門賀美央子
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※スパム対策として@を全角文字にしております。メールを下さる場合は、@を半角に直してください。

主な執筆分野は
・人物インタビュー
・文芸諸ジャンル
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・各種書籍構成

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