2017-06

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被災地近接地域の住人にできること【3/15追記】

 大変な震災が起こってしまいました。
 私は現在、東京に住んでいますが、東京でもものすごい揺れでしたから、震源地はさぞやと思います。津波や原発など、想定されていた以上の被害が起こりました。
 まずは、被災された皆様方に心よりのお見舞いを申し上げます。被災地は今まさに死活の狭間にあります。どうか、一人でも多くの方が無事でありますよう、祈っております。
 また、自衛隊、警察、消防、現地公務員、現地医療関係者の方々、福島の原発で必死になって被害を抑えようとしている方々、さらには被災地に物資を運んでいるトラック運転手の方々など様々な分野で必死にがんばっている皆様方のご苦労を思うと言葉がありません。

 私事で恐縮ですが、私は阪神大震災を大阪で体験しました。その時の経験をもとに、私自身への戒めとして、被災地隣接地域の住人がするべきこと、しないでおいたほうがいいことを書きましたので、もし今回のような経験が初めてという方にご参考いただけるようでしたら幸いです。

*風評を広めないこと
 阪神のときでも様々な流言蜚語、デマが飛び交いました。「いついつに大きな余震がある」「どこどこで暴動になっているらしい」「被災地に全て食料が送られるため、大阪からは食料や衣料がなくなるらしい」などなど。当時は、ネットがさほど発達していなかったにも関わらず、クチコミだけであっという広まりました。こうした流言蜚語は、事実であったためしがなく、無闇に不安を煽るだけで百害あって一利なしでした。
 現在、電気や通信が確保できる地域、とくにインターネットが使える地域では、情報のソースにあたることは容易です。情報を発信するときは、かならずその情報元を確かめてからにしようと思っています。
 特に今回は原発事故があったため、まことしやかなデマが流れるのは確実です。パニックにならないよう、しっかりと情報を見極めようと自分に言い聞かせています。

*支援の方法


 被災した友人が、しばらくの間、大のボランティア嫌いになっていました。理由を聞くと、秩序なく入り込んできた自称ボランティアのせいで迷惑を被ったため、ということでした。ボランティアというのは、秩序や統制がとれていなければ、かえって邪魔になります。発生直後はプロに任せ、復興段階になって必要とされたら、きちんとした組織に加入するなりなんなりしてボランティア活動する、もしくは後方支援に徹するのが一番です。



3/15訂正

 先日、上記のように書きましたが、現地に行った人々から違う情報も入ってきています。

佐々木俊尚公式サイト「被災地に救援物資を! いま私たちに求められていること」
http://pressa.jugem.jp/?eid=213

 佐々木俊尚さんはご自分でNPOユニバーサルデザイン機構に連絡し、確認されたそうです。

 
 グラビアアイドルの多田あさみさんが素晴らしい提案をされていました。http://ameblo.jp/tada-asami/entry-10830603917.html「大人の千羽鶴」として一人千円(千円札の裏に鶴が印刷されていることから)募金することを呼びかけていらっしゃいます。私も真似しようと思っています。
 そして、被害がなかった人間は平常通りの生活、生産し、消費することだと思います。震災直後の関西経済の冷え込みは、想像以上のものがありました。私の実家は自営業ですので、少なからず大きなダメージを受けました。そして、その影響は今なお残っています。
 経済を支えること、これが被災地以外に住む人間にできる最大のことです。

*不謹慎という言葉を慎む
 震災からしばらくたってのことです。大阪の梅田駅で、男性が暴れて逮捕されたというニュースがありました。
 そのかたは神戸の方で、震災後初めて大阪に来て、壊滅に近かった神戸の中心地に比べ、あまりにも変りなかった大阪の様子に、それまで溜め込んでいたストレスが爆発したのです。
「神戸があんなのに、なんで大阪は助かってるんだ! どうして神戸だけなんだ!」
 その人の言葉を「不謹慎」と評した人がいましたが、本当にそうでしょうか?

 ダイエーの故・中内氏が、震災直後に被災地の店舗を営業するように指示を出しました。
 店長は、驚いたそうです。のちのインタビューで「この人はどこまで金儲け主義なんだ」と強い反発を覚えた、と言っていました。ところが、ダイエーが開店したおかげで、乾電池一本を一万円で売るような連中が駆逐され、多くの被災者が当面の物資を確保することができ、なにより「安心感」を持つことができたそうです。
 店長は「社長の判断は素晴らしかったと、あとになって痛感した」と言っていました。
 ところが、この時にお金を取ったということで(でも通常の販売価格ですよ?)不謹慎だと評した人がいました。本当にそうでしょうか?

 不謹慎というのは、被災者の心を傷つけるような言動、復興を妨げる行為のことを言うのだと思います。

 これから、被災地以外で華やかなイベントや催事が控えられる傾向が出てくると思われます。阪神の時がそうでした。でも、私は、被災地の人たちの心情を考慮したうえで、やれることはやったほうがいいと思う。ひとつイベントがなくなる毎に、経済損失が増えます。そうすると、中長期的に復興が遅れる。こちらのほうがマイナスが大きいはずです。

*できることは進んでする できないことはプロに任せる
 私は、ライターなどという、こういう時にはほとんどなんの役にもたたない仕事をしています。
 私のできることといえば、自分の生活をしっかり保つこと、節電や節ガスに進んで協力すること、少しでも正確な情報が届くように努力することぐらいです。
 自分の無力を認めたうえで、必要とされている人たちの活動を支援し、邪魔することがないように努めたいと思っています。
 また、仏教の教えに「無財の七施」という言葉があります。これは、お金がなくともできるボランティアのことです。本当に誰にでもできることですので、ご紹介したいと思います。

1.眼施(がんせ/げんせ) 優しいまなざしで人に接する。
2.和顔施(わがんせ)   和やかで穏やかな顔つきで人に接する。
3.愛語施(あいごせ)   優しい言葉、思いやりのある言葉で人に接する。
4.身施(しんせ)     自分の体を使ってできることをする。
5.心施(しんせ)     心のそこから喜びや悲しみを分かち合う。思いやりの心をもって接する。
6.牀座施(しょうざせ)  自分の席を譲る。現代では電車のなかでできるかと思います。
7.房舎施(ぼうしゃせ)  自分の家など、雨露をしのげる場所を人に提供する。

 これから世の中がギスギスする場面も増えるかもしれません。
 そんな時には、この言葉を忘れないよう、やっていきたいと思っています。

 あと、最後に、とても感動した映像を。「また、再建しましょう」

↓クリックするとYoutube画像が見られます。
また再建しましょう

 



 
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門賀美央子

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